セカンドライフのハローワーク
今回は、セカンドライフ内のハローワークを紹介したいと思う。ここは、現実世界のハローワーク
と同様にセカンドライフ内での仕事の求人が紹介されている場所で、日本人居住区MagSL Tokyoのsugamo(http://slurl.com/secondlife/sugamo/111/74/022)に設置されている。

ハローワークは色んな職業の求人が紹介されている
平日10~18時(日本時間)には、受付スタッフのSaryuna Amatさん(以下、Saryuna)が常駐しているので、彼女に話を聞いてみた。
フレ男:「そもそもこのハローワークを建てられたきっかけは何なのでしょうか?」
Saryuna:「セカンドライフ内で仕事を探すのにどうやって探せばよいのかわからないという声を聞いた時に、仕事を募集している人と希望している人を結びつけるものがあってもいいのではないかという考えから、去年の冬にこのハローワークは建てられました」
フレ男:「一日に何人ぐらいの人が訪れるのでしょうか?」
Saryuna:「だいたい30人ぐらいです。この人数よりも下回る日もありますが」
フレ男:「求人広告を見る限りでは、ショップやバー、カフェの店員、イベントスタッフが目立ちますが、やはりこれらの職業を募集されている企業さんが一番多いのでしょうか?」
Saryuna:「ショップやバー、カフェの店員とか、あとは建物やアバターの服などのオブジェクトを作成するクリエイターとかですね」
フレ男:「なるほど、ちなみに平均的な時給や月給ってどのぐらいなんでしょう?」
Saryuna:「募集されている企業によってまちまちなので、平均的な時給や月給では申し訳ないのですがお答えできないです。仕事によってチップの場合もあるし、固定給の場合もあります。たいていの企業が給料は要相談になっているのでこちらでも詳細はわかりません」
現在、ハローワークに掲載されている求人広告を見る限りでは、オブジェクトを作成するクリエイター職の給料の相場は数千~1万L$となっており、募集している企業によって給料の支払いは月額払いや出来高制といろいろだ。一方、ショップ、カフェ、バーの店員は、出勤時間がシフト制もしくは自由とする案件が多いため、給料はチップや時給制となっているものが目立つ。どの職業も大抵L$で給料は支払われるが、中には日本円で支払われるものもある。

受付スタッフのSaryuna Amatさん
フレ男:「セカンドライフをはじめたばかりの初心者向けのお仕事とかあれば教えてほしいのですが?」
Saryuna:「初心者を採用してもほんの好奇心からはじめる方が多くて、すぐに辞めてしまうので雇用されている企業の方が大変苦労されています。だから、『初心者向け』と求人広告に書いてあっても、少しはセカンドライフに慣れた方が対象だと思います」
フレ男:「確かにチャットと3Dの操作に慣れないと厳しいものはあるかもしれませんね。広告に『初心者』と書いてあってもセカンドライフ歴2ヵ月程度の方が対象となるのでしょうか?」
Saryuna:「まあ、だいたい1ヵ月ぐらいの方からだと思うのですが、それも人それぞれです。チャットする際のタイビング速度が速かったり、コミュニケーション能力がある方はすぐに採用されると思いますよ。基準も応募している企業によってまちまちですが」
フレ男:「セカンドライフ内の住人に一番人気の職業は何ですか?」
Saryuna:「一概には言えませんが、店員などはすぐに決まってしまうことが多いですね」
フレ男:「現実世界でも店員経験のある方が優遇されるのでしょうか?」
Saryuna:「どうでしょう。結局はチャットによるものですから、チャットでの会話ができれば問題ないかもしれません。でも、それも全部雇用される方の基準になりますね」
フレ男:「じゃあ、面接もセカンドライフ内でアバター同士がチャットして行うのでしょうか?」
Saryuna:「はい、そうですね。ほとんどがそうだと思います。だから、まったくの初心者の方は、最初は人の集まるキャンプなどで、ほかの住人とコミュニケーションを取りながらセカンドライフの操作に慣れてから、お仕事をはじめることをお勧めしますね」
今回のインタビューでわかったことは、チャットに慣れないとセカンドライフ内で仕事を続けていくのは難しいということだ。確かに、求人を見る限りでは、ほかの住人とのコミュニケーションが成立しないと仕事にならないものが大半であった。また、クリエイター職に関してもPhotoShopなどのデザインソフトを操作できるスキルがないと仕事にならないだろう。現実社会でも仮想現実の世界でも仕事はそう簡単には見つからない点は全く一緒なのだと思った。










