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2008年06月29日

三十人斬り

いや、別にエッチな話ではなくて、論文の査読の話。

ACM SIGIR 2008のbest paperの選定作業。
候補論文9件を読んで順位づけを行った。

投稿数が800件を超えたというACM CIKM 2008 (この国際会議についてはまた別の機会に語るつもり)
では、情報検索分野のmeta-reviewer(三人の査読者の報告を元に採否を決定する役)を担当しており、
自分の担当論文が21件もある。

そんなわけで同時期に30本も論文を抱えてしまった。
無我夢中で三十人斬り。刀の切れ味も悪くなってきた。
もちろん、全て斬り捨てるわけではないが。

それでいて、近いうちにEMNLP 2008という国際会議の査読もやることになっている。
腹部の膨満感がおさまらない。

査読と言えば、FIT 2008に投稿していたコトバ ノ ウチュウに関する初めての研究成果
「クリックスルーに基づく探検型検索サイトの設計と開発」が採録決定となった。発表は9/3の予定。

という具合に、一生懸命査読したりされたりして生きているわけだが、
Michael CrichtonのNextというSF小説にこんな文章が出てくる:

Many studies have shown that peer review does not improve the quality of scientific papers. Scientists themselves know it doesn't work. Yet the public still regards it as a sign of quality, and says, 'This paper was peer-reviewed,' or 'This paper was not peer-reviewed,' as if that meant something. It doesn't.

ようするに、他の研究者による査読なんて全く価値はないということ。
「査読者はES細胞捏造さえ見抜けなかったでしょ」というわけだ。
たしかに世の中にはひどい査読内容もあれば、ひどい査読者もいる。
しかしまじめに質の高い査読をやっている人々もたくさんいるし、
そのような査読結果は研究者にとって非常に有益なのだよ、Michaelちゃん。

2008年06月21日

小樽でただ遊んでいたわけじゃないのよ

遊んでいただけだと思われそうなので、
情報処理学会 第91回情報学基礎研究会 第145回データベースシステム研究会 合同研究発表会
での発表内容を載せておく。

Sakai, T.: Comparing Metrics across TREC and NTCIR: The Robustness to System Bias,
情報処理学会研究報告 2008-DBS-145 / 2008-FI-91, pp.1-8 (2008). 予稿 スライド

2008年06月20日

不惑の小樽 Episode III

研究会終了後、北大の吉岡先生と富士通研の仲尾さんと今が旬の雲丹丼を食べた。
otarurchins.jpg
ごめんなさい。

地元の人 その1。
otarulocal.jpg

地元の人 その2。
mockery.jpg

なにやらご利益がありそうな看板。
mochiru.jpg
しかし「モチる」って何だ。モチ肌になること?

ナッツ風味のビール。
brownweiss.jpg

「初代」の醤油ラーメン。
otaruramen.jpg
すいません、私は普通だと思いました。


明日、東京に戻ったら早速音楽やろうっと。
と思ったがちょっと喉が痛い。歌えないかも。
この季節、露天風呂で仁王立ちになっていたせいか。

男山の瓶も空いた。さよなら小樽。

2008年06月19日

不惑の小樽 Episode II

おたるふる川の朝食。ブタボリック症候群が止まらないので、
バイキングだがこれくらいにしておいた。
fukukawabreakfast.jpg

朝の海。
otarusea.jpg


FI研(情報学基礎研究会)・DBS研(データベースシステム研究会)合同研究発表会の一日目は無事終了。
自分の発表はともかく、DBS研の流儀に従い、学生奨励賞の推薦と、山下賞の推薦と、
論文誌への推薦と、座長とを同時にリアルタイムでこなすのが結構大変だった。
しかし、良い論文の推薦フローが確立しているという点は、我々FI研もDBS研を見習うべきだろう。

小樽公園の小道を散歩していたら一羽のカラスに襲われた。
数回、頭をめがけて飛んできた。
手羽塩にして食べてやろうかと思ったが、
Daphne du MaurierのThe Birdsとか、手塚治虫の「鳥人体系」とか、
映画「オーメン2」とかを思い出してあっさり退散。


研究会が終わると、雨だった。

雨宿りがてら入ったお店「寿司 和食 しかま」が当たり。
蛸(写真左)も、味がしみるようにとお店のおばさんが
徹底的につぶしてくれたじゃがバター(写真右)もうまかった。
octopus-potato.jpg

イカソーメンもボリューム満点。
上に乗っている雲丹をつけだれに入れていただく。
otaru-squidnoodles.jpg

おばさんに甘エビをサービスしてもらい号泣。
調子に乗って「小樽港」(じゃがバターの写真参照)を二本飲んだ。
引き続き、部屋に戻って男山を流し込む。

2008年06月18日

不惑の小樽 Episode I

気がつけば不惑。
ちょいとWeb検索すれば「不惑なのに惑いまくり」という人がごろごろ出てくるが、
それにしてもここまで惑うものだとは。
私が確かなものと信じて踏みしめていたこの星さえ惑っている。
惑星、ちゅうてな。

とりあえず、思い切り惑ったままブログを再開。
ブログをさぼっていたら、ひさびさに曲が書けた。
奇しくも2年半ぶりにライブハウスから声がかかり、ライブをやることになった。
大学で一緒にバンドをやっていたギタリストNがゲスト出演予定。
彼とやっていたころの曲のコード譜をがさごそと掘り起こしてみれば、
なんと20年以上前に作ったもの。不惑なのだからそりゃそうか。

そんなこんなで小樽。
とりあえず宿の近くで寿司を食べる。味は普通。
nakaichi.jpg

北の誉 大吟醸。を注文したのだが、
その場でついでくれたわけではないので、厳密にはなんの酒かわからない。
kitanohomare.jpg
でもおいしかったからたぶん本物。

「おたるふる川」の部屋。部屋は地味だし、
インターネットのイの字もないが、味のあるいい宿だ。
furukawaroom.jpg

部屋には極端に小さなユニットバスしかないので、貸切露天風呂を利用。
fukukawabath.jpg
素泊まり6500円に貸切露天風呂2100円を追加して何が悪い。

月を見ながらウイスキー樽風呂。
furukawamoon.jpg
The Moon Is Mine、とFairground Attractionが歌っていたっけ。

明日はTOD編集委員会と、学会発表と、セッション座長。
近くのコンビニエンスストアで買った男山を飲んで寝る。

2008年06月04日

趣味と仕事

情報処理学会 平成19年度論文賞の表彰

酒井哲也: 趣味と仕事 (平成19年度論文賞受賞論文紹介記事),
情報処理 Vol.49 No.7, to appear, 2008. pdf

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プロフィール


「ニューズウォッチ」「フレッシュアイ」の名付け親。情報検索の研究者。工学博士。
2000年~2001年、英ケンブリッジ大学客員研究員。TOEICスコア985点。
2007年1月(株)東芝を退職。2月より(株)ニューズウォッチ自然言語処理研究室室長。
個人ホームページ
フレッシュアイ 社長ブログ