野郎が書いた百科事典
このタイトルが何を指しているかおわかりだろうか。
そう、Wikipediaのことである。
Communications of the ACM 最新号(Volume 50, No. 11) pp.60-64に
What Motivates Wikipedians?というOded Nov氏による記事が載っている。
「ウィキペディアを書く人の動機は何?」ということ。
英語Wikipediaの熱心な執筆者(正確には個人ページを作った人)2,847人から370人を無作為抽出し、
アンケート調査への協力を依頼したところ151人の有効回答を得た。
うち140人(92.7%)が男だったというのだ。
ようするにWikipediaの熱心な執筆者には圧倒的に男性が多い。
女性執筆者のサンプルが11人と極端に少ないことを考慮しなければならないが、
男性執筆者と女性執筆者の違いとして以下の傾向があるという:
・女性のほうがWikipedia歴が浅い(男性2.34年に対し女性1.77年)
・女性のほうが執筆時間が長い(男性8.02時間/週に対し女性11.46時間/週)
ちなみにWikipedia歴と執筆時間の相関はなし。
つまり不慣れだから執筆時間が長いということではないという。
著者はこの結果をもとに、女性執筆者が今後増えれば
全体としての平均執筆時間も増えると言っている。
しかしみんなよく書くよなあ。
私自身はWikipedianではないしそうなる予定もない。
ご覧の通り自分でたいした文章を書けるわけでもないのだが、それでも自分の文章を見知らぬ人、
それも文才も知識レベルも未知数な人にいじられるのには抵抗がある。
逆に人の文章に手を入れるなどというしんどい作業もしたくない。
自分の信頼する人と連名で論文を書くのとは別次元の話である。
で、前述の記事のよれば、Wikipediaを書く人の最大の動機は
結局「楽しいから」ということのようだ。
おもしろい分析結果とは言えないが、
フレッシュアイもこういう奇特な方々のおかげで大変助かっています。



