失敗談専門の論文誌
よいアイデアだと思って実験してみたけど結果はダメだった。
そういう研究内容に特化したオンライン国際論文誌ができたらしい。
その名もJINR(Journal of Interesting Negative Results in
Natural Language Processing and Machine Learning)。
自然言語処理・機械学習における興味深い否定的結果に関する論文誌。
定理証明により論文を書く世界では否定的結果も立派な成果だが、
実験を通して提案手法の有効性を示すことが多い言語処理や情報アクセス技術の世界では、
否定的結果が論文として認められるケースは少ない。
しかし否定的結果からも有用な知見が得られることはある。
これがJINRの主旨らしい。
まだ論文は一本も載っていないが、現在テキスト要約のワークショップ
DUC(Document Understanding Conferences)の参加者などから論文を募っているようである。
(SIGIR 2001のワークショップとして開催された最初のDUCには私も参加し発表した。
9/11の直後だったので、New Orleansの会場まで来られなくなったNew York在住の研究者が
電話で議論に参加していたなあ…)
うまくいかない提案手法を考案するのは私もかなり得意なので、JINRのことは心に留めておこう。
まずは、JUNR(Journal of Uninteresting Negative Results)、つまり
「失敗するべくして失敗したつまらない研究内容を集めた論文誌」と呼ばれないよう、
編集委員会には是非頑張っていただきたい。



