Down Underの動物園で基調講演!?
棟田、塚田、そして誰よりも谷亮子、沈没寸前の日本を救ってくれてありがとう! おめでとう!
さて、実はSIGIRで、Alistair MoffatとJustin Zobelにメルボルン(オーストラリア)にsabbaticalに来ないかと言われた。
二人とも情報検索の研究分野では有名人である。
Alistair Moffatにピンと来なくても、Managing Gigabytesという情報検索の本ならピンと来るという人もいるだろう。
ウィキピーディアには宗教上のsabbaticalの意味が載っているが、大学の人がいうsabbaticalとは、
本来の所属を一時的に離れてどこか別の大学などで数ヶ月から一年程度研究に没頭することを意味する。
「ベンチャー企業なのでsabbaticalは無理だよ。数日単位ならOK」と言ったら、
本当に12月に数日間メルボルンに招待してくれるという。
ついでに、ADCS 2007 という会議でkeynote speech(基調講演)をやることになってしまった。
普通のinvited talk(招待講演)なら台湾でやったことがあるが、
このときは他にも講演者がいたから楽勝だった。
しかし、基調講演というのは会議のメインイベントのひとつだから、これはちゃんとやらないとかなりまずい。
現時点では、オーストラリア大陸中の人々(アボリジニ含む)が私の名前を見て「誰やねん」と思っているに違いない。
せっかくやらせてもらうのだから予想外のおもしろトークをやりたいという意欲はあるのだが、実力がついていかない。
以前ここで触れた私の最新の研究内容は、Chris BuckleyとEllen Voorheesが提案したbprefと、
AlistairとJustinが提案したRBPという情報検索評価指標があまり良くないということを示したものなので、
AlistairとJustinに「オーストラリアに行っても殺さないでね」と言ってみた。
Alistair曰く、「僕は殺さないけど、Chrisが殺すかもね。冗句です。」
その後、しばらく沈黙を守っていたJustinが、私のオーストラリア訪問が確定した直後に曰く
「僕は殺さない約束はしてないよ。」
これを受けてAlistairがJustinに
「おまえがTetsuyaを殺したら、僕は(門下生の)Williamにおまえを殺させる。」
話がめちゃくちゃになってきたので「殺しあう前に、一緒に論文一本くらい書こうね」と私。
「このやりとりをもし入国審査官が見たら…」とWilliam。
彼らとの共同研究が楽しみだ。
しかしオーストラリアには一度も行ったことがない。何も知らない。
Men At WorkのDown Under(注)しか知らない。ビザが要るんだよな。
(注)Down underは、オーストラリアやニュージーランドのものを指す口語。
地図の下のほうにある国ということで。
ちなみに基調講演の会場はメルボルン動物園である。これ本当。
聴衆は有袋類だけだったりして。



