Haley君に会えるまで
掃除機を買い換えた。
スイッチを切るたびに自分で自分の内部をウィーンウィーンウィーンウィーンと掃除する。
最近はエアコンだけでなく掃除機もそういうことになっているのか。神経質な奴だ。
この次の世代の掃除機はどうなるのだろう。
自分で自分を掃除する機構自体を掃除する機能を有したマトリョーシカのような掃除機?
その次の次くらいの世代は、もはや自分で掃除することを放棄し、ユーザに「ママ、ぼくを掃除して」と甘えるHaley Joel Osmentタイプの掃除機?
(えっ、Haley君、マリファナなんてやってたの?)
人工知能と言えば、電子情報通信学会誌1000号記念特集「夢・創・想・感」(2007年9月号)をざっと読んでみた。
以下、CMUの金出武雄先生の記事からの引用。
私自身は,コンピュータで知能が実現できて,人のするようなことは何でもできるシステムができるのは間違いのないことであるし,意外と近いことではないかと考えている. 実際,10の17乗から18乗と見積もられる人の脳の計算能力にコンピュータが追いつくのはあと30年から50年と見られる. …<中略> …感情・愛・倫理といったものは、人間だけが持つ,科学工学では扱うことのできない複雑で特別なものであるから, コンピュータといった人工物ではできないという議論もいまだにある. そのたぐいの議論は,「そう思いたい」という人間的感情や宗教的希望はともかく, 論理的には大した根拠のないものであることは, 50年前にA.チューリングやC.シャノンが既に見通していたことであり,…
出典:
金出 武雄: 「何でもできる」システム、「何もしない」システム
電子情報通信学会誌 Vol.90, No.9 pp.747-749 (2007)
ううむ。そうか。Haley君は出てくるのか。
あと30年から50年なら私もまだ生きているかも知れない。
でも計算能力は必要条件であって十分条件ではないよな。
感情・愛・倫理のほうの解明はあとどれくらいかかるのだろう。
是非Haley君に会いたいな。"I see dead people"って言うかな。映画が違う。



