John LennonのカバーアルバムSave Darfurに対する私見
CD2枚組、Make Some Noise: The Amnesty International Campaign to Save Darfur。
玉石混交のカバーアルバムと言ったが、ダルフール情勢を改善するためのチャリティーと考えれば、
John Lennonを少しでも好きな人は買ったほうがよいし、買う価値があると思う。
以下、Johnの楽曲の素晴らしさではなく、あくまで他のアーティストによるカバーの価値
という観点から独断と偏見に基づき考察する。
玉石混交の「玉」を挙げると:
・#9 Dream / a-ha
そう、あのa-haである。Mortenのあの透き通ったボーカルが炸裂。ほとんどTake On Meである。号泣。
a-haがこの名曲を選んだのは大正解。これを聴いた後、Disc Oneに入っているR.E.M.による
同曲の凡庸なカバーを聴くと、指で押さえつけられたカメムシが歌っているように聞こえる。
R.E.M.ファンの方ごめんなさい。
・Instant Karma / Tokio Hotel
U2バージョン、Duran Duranバージョンもいいが、ひとつ選べと言えばこの潔いハードロックバージョン。
若々しいボーカルもいい。
個人的には原曲に思い入れがないのだが、みんな好きだからカバーしてるんだろうな。
・Isolation / Snow Patrol
もろ英国テイスト。Coldplayかと思った。いいバンドかも知れない。
・Give Peace A Chance / Aerosmith featuring Sierra Leone's Refugee All Stars
・Watching The Wheels / Matisyahu
レゲエにするのは安直かも知れない。でも楽しめる。
・One Day At A Time / The Raveonettes
・Cold Turkey / Lenny Kravitz
・Working Class Hero / Green Day
・Power To The People / Black Eyed Peas
・Grow Old With Me / The Postal Service
・Real Love / Regina Spektor
これらもいいなあ。
玉石混交の「石」を挙げると:
・Mother / Christina Aguilera
この人はこの曲の主旨をわかっていないのでは。
Mama don't go!というJohnの血の叫びの歌を、
「上手に」歌い上げられても困るのだが。アレンジに工夫もないし。
・Oh My Love / Jackson Browne
あの名曲を、何故こうわざわざ微妙にかっこ悪くするのか。
このアルバムとは関係ないが、この曲のカバーとして秀逸なのは、
Martin Gore(Depeche Modeのソングライター)のソロアルバムに入っているバージョン。
・(Just Like) Starting Over / The Flaming Lips
彼らのアルバムは1枚だけもっているが…あまりに歌がヘタすぎ。お腹の調子が悪くなる。
・God / Jack's Mannequin featuring Mick Fleetwood
原曲も好きではないし、このカバーも目新しさなし。
・Imagine / Avril Lavigne
もう少し選曲を考えたほうが…
・Imagine / Jack Johnson
よく眠れます
・Jealous Guy / Youssou N'Dour
???
その他、The CureのLoveは明らかに手抜きだがRobert Smithの声はやはり癖になる。
私はThe Cureをもう何十年も聴いているファンなので、もっと泣かせるギターを入れて欲しかった。
それにしてもJohnは早死にしたのに、ソロ期間にもよくこんなにたくさんの名曲を残したものだ。
(個人的にはアレンジやプロダクションが好きではないものも多いのだが。)
私はPaul派だが、The Beatlesが解散してからJohnが死ぬまでの二人の活動を比べると、
この期間についてはJohnの勝ちだろうか。




