式部と政宗とシーモネーター
Pittsburghで買ったThomas HarrisのHannibal Risingを読み終えた。
Hannibal the Cannibal(人食いハンニバル)の人格形成の過程を描いた単純明快なストーリーで楽しめた。
Hannibalの出身地は、この間行ったチェコからそう遠くないリトアニアである。
しかし。
Hannibal少年に手を差し伸べようとする若く美しい日本人の叔母。
その名前がなんと「紫式部」である。
日本語訳では「紫夫人」で通しているようだが、原作ではHannibalへの置き手紙に「紫式部」と署名し、
訪ねてきた警察に対して「紫式部です」と堂々と名乗っている。ぷっ。
ちなみに20世紀の話である。
おまけに、彼女の祖先には「伊達政宗」という武将がいる。
Hannibalは「政宗殿」の刀を借りて犯行に及ぶのである。ぷぷっ。
日本人のアドバイスを受けながら書いたらしいが、もう少し勉強して欲しかった。
関係ないがHannibalの母親の名前はSimonetta。シモネッタ。
シモネタと言えば、「紫式部」はパリの市場で、日本人女性に対する根本的な誤解に基づくシモネタ被害を受ける。
シーモネーターの私でもちょっとここには書けない内容である。
日本人女性は美しく従順で献身的で謎に満ちているというイメージをもつ西洋人は今も多い。
日本人男性のイメージはどうかというと、冗談が通じない、主体性がない、七三分けで黒縁眼鏡で首からカメラをぶら下げている。
欧米では徹頭徹尾もてない。私だけか。



