シーモネーター
Thomas HarrisのRed Dragonを読み終わった。
特にスリラー好きというわけではないのだがなかなかおもしろかった。
おもしろい英文を見つけたので書きとめておこう。
主人公と奥さんが再会するシーン。二人は身長が同じくらい。
A level kiss in public carries a pleasant jolt, possibly because level kisses usually are exchanged in bed.- Thomas Harris: Red Dragon, Chapter 52.
"level kiss"は顔が同じ高さにある状態でするキス。
"kiss in public"はいわゆる「路チュー」。
"pleasant jolt"は心地よい驚きといったところか。
いい加減に訳せば、
「背が同じくらいの二人が公共の場で交わすキスは心地よい動揺をもたらす。
同じ高さのキスは、通常ベッドで交わされるものだからかも知れない。」
うまくこなれないなあ。
翻訳家ならもっと大胆に意訳するんだろうな。
ちなみにRed Dragonも原作と映画は結構違う。
<ネタばれ注意>
映画の中で主人公は、目の前で殺人鬼にナイフをつきつけられ小便を漏らしている自分の愛する息子に対して、わざと次のようなひどい言葉を投げかける。
これは、殺人鬼が幼少時に祖母に言われた台詞であり、殺人鬼を動揺させるためである。
Do you want me to cut it off?
原作ではこんなやりとりは存在しない。
そもそも原作で出てくるのは奥さんの連れ子である。
</ネタばれ注意>
さて、上記の息子に対する台詞のitは何を指しているか?
もちろん「息子」である。失礼。



