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2007年06月16日

転職して一体何をやっているのか

転職してから4ヶ月以上たった。
私は自然言語処理研究室というところに所属しているが一体何をやっているのか。
社内でも知らない人が多いと思う。

研究半分、実サービス向けの仕事半分ということでニューズウォッチに入社した。
短期的な利益につながらなくても将来的には役に立つ基礎研究をして、学会発表などを地道に積み重ねて会社の知名度を高め、顧客や優れた社員の増強につなげる。
これが50%。
一方、会社自体がつぶれては仕方ないので、実サービスを短期的にどのように向上させるか考え、開発を行う。
これも50%。

研究半分・サービス半分という環境が研究者にとってどうかと言えば、恵まれていると思う。
例えば、大学の先生は学生の指導や大学の運営に多大な時間を費やしていると聞く。
以前、オランダの大学で先生をしている友人に、研究に何%くらい時間を使えるか聞いたところ、
彼は30%と答え、"That's not bad."と爽やかに言った。
実際、彼は情報検索の分野で非常に優れた研究成果をあげているのだが。

研究半分というのが東芝の研究所にいたころと比べてどうかと言うと、基本的に変わらない。
東芝のように比較的安定した大企業であっても、一般には関連カンパニーから依頼をもらって(研究ではなく)開発を行ったり、
たまに天からよくわからない仕事が降ってきたりするわけで、決して好き勝手な基礎研究ばかりできるわけではない。
(ただし私に限ってはかなり自由にやらせていただいた。知識メディアラボラトリの上司と同僚のおかげです。)
違いは、今のほうが楽しいということだ。

では、具体的に何をやっているのか。
研究のほうは、今はちょっと新規テーマ立ち上げの時期なので、普段のように計算機をぶん回して実験したりしていないのがちょっと寂しい。
しかし、NTCIRの運営に関わったり、東芝時代に書きためた論文を国際会議で発表したり、新しい共同研究者とディスカッションを始めたりしている。
現時点では会社生活の50%を研究に費やしているとは言えないが、それは早くフレッシュアイ上で自分の実績を作りたいからである。
(いやいやいや、これまで遊んでいたわけではなく、フレッシュアイ以外の仕事では実績が少しあります。少し。)

実サービス面では、主にフレッシュアイ向けの新しいサービスコンセプト作りなどをしている。
またこれらを実現するために社内外のいろいろな方々と交渉している。
それでいてアルゴリズムを実装したりもしている。

ちなみに、自然言語処理研究室といっても部屋があるわけではない。
私の机は金田社長の机と直角にぴったりくっついて置かれているので、社長とのディスカッションがとてもやりやすい。
周囲には営業の人達。電話をたくさんかけて頑張っている。
そういえば最近、私は技術部兼務ということになったのだが、技術部の人たちの席は相変わらず遠いなあ。
友達募集。

あ、そうそう、自然言語処理研究室の研究員募集。

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プロフィール


「ニューズウォッチ」「フレッシュアイ」の名付け親。情報検索の研究者。工学博士。
2000年~2001年、英ケンブリッジ大学客員研究員。TOEICスコア985点。
2007年1月(株)東芝を退職。2月より(株)ニューズウォッチ自然言語処理研究室室長。
個人ホームページ
フレッシュアイ 社長ブログ