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転職 or 転覆

1993年に東芝の研究開発センターで働き始めた。
幼少時をロンドンで過ごしたので、英語力を活かして機械翻訳の研究をやる約束で入社したが、
何かの間違いで情報検索・情報アクセス技術ひとすじの研究者になった。

情報アクセス(information access)とは、膨大な情報の中に埋もれた所望の情報に
効率的に到達するための技術の総称で、情報検索(information retrieval)より広い概念。
情報検索以外の情報アクセス技術としては、例えばテキスト要約(text summarisation)
テキスト分類・クラスタリング(text categorisation/clustering)
テキストマイニング(text mining)などがある。
(米語だとsummarization, categorizationのように綴る。)
また、例えば英文データベースを検索するためにユーザの検索要求を英訳したり、
逆に検索結果をユーザの読める言語に翻訳する場合の機械翻訳(machine translation)も含まれるだろう。
さらに、アクセス対象となる情報はテキストに限らず、画像・音声、映像などでもよい。

辞めたのは今年の1月だから、ほぼ14年間東芝に在籍していたことになる。
と言っても実際は、東芝に7年、ケンブリッジ大学に1年半、帰ってきて東芝に5年半。
留学期間がなければ14年はもたなかっただろうな。

前から転職は考えていて、本当は今回の転職の際、海外に片足が出かかっていた。
が、自分が10年以上前に設立に関わった愛着のある会社が日本(しかも銀座!)にあることを思い出し、
検索メイニアックである自分がどれくらいこの会社に貢献できるか試してみようと決心した。

大企業からベンチャー企業への転職。
豪華(?)客船からいかだに乗り換えたようなものか?
豪華客船だと、ラウンジで飲んでいても、座礁でもしない限り船は進んでいく(ような気がする)。
いかだだと、自分も常に必死で漕がないと、沈んでしまう。

どちらが楽しいかって?今の私の答えは「いかだに決まっている」である。
さて、同僚のみなさん、どこに向かって漕いで行きましょうか。

おっと高波、転覆注意!

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2008年07月

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プロフィール


「ニューズウォッチ」「フレッシュアイ」の名付け親。情報検索の研究者。工学博士。
2000年~2001年、英ケンブリッジ大学客員研究員。TOEICスコア985点。
2007年1月(株)東芝を退職。2月より(株)ニューズウォッチ自然言語処理研究室室長。
個人ホームページ
フレッシュアイ 社長ブログ