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ボウリング 其の四  このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリー参照しているはてなブックマーク このエントリーをdel.icio.usに追加

家の近くのボウリング場は、老若男女でいつも賑わっている。このご商売繁盛の原因は、常連客を多く抱えている為だ。

主要な客層は、30過ぎから60歳位までで、特に50~60代が目立つ。日々何やかや大会をやっている。どの大会も顔ぶれは、余り変わらず、この常連メンバーが出場している。で、レベルは…というと、これが恐ろしく高い。例えば、3ゲーム合計で勝敗を決める大会だと、600を超えないと絶対勝てないし、700以上(つまりアベ233以上)という半端じゃない点数をたたき出す人もいる。パーフェクトゲーム達成のパネルも、数多く表示されている。

これらハイゲームを連発する人々は、どんだけアスリートか?と思いきや、一見するとタダの爺さん&婆さんなのだ。

でも投げると凄いんです…か?というと、確かに高速高回転の豪腕もいるのだが、緩いボールをコロコロ転がしているという風情の人が多い。球だけ見ると、俺のほうがずっと威力がありそう…と思うのだが、成績は比べ物にならない。よ~く観てみると、殆どのボールをポケットに入れ、残ったピンは百発百中でスペアを取る並外れたコントロールに驚く。

まさに、ボウリング爺さん&婆さん、恐るべし。

ボウリング雑誌に、「65歳の男性ですが、最近ボウリングを始めました。年齢的には、何時位まで、ボウリングを続けられるでしょう?」という質問に、プロボウラーの回答は、「まっすぐ歩ければ、ボウリングは出来ます」

ふざけているのか?と思ったが、そうではない。考えてみてほしい。7KG近くの大きな球を片手に3本の指でぶら下げ、真っ直ぐ歩き、真っ直ぐ腕を振ることが、どんなに難しいか。

件のボウリング爺さん&婆さん達の特徴は、力を抜いて、ひょこひょこ真っ直ぐ歩き、緩く真っ直ぐ腕を振ることだ。シンプルで無駄のない動作を寸分違わず繰り返す。そして、コロコロボールで、ストライクとスペアを続ける。確かに、「ボールをもって真っ直ぐ歩ければ…」、ボウリングは出来る、しかもかなり上手に出来るのである。

ボウリング場が盛況なのは、ボウリングが年齢や筋力に応じて、様々なアプローチが出来るスポーツだからだろう。

誠に奥が深い。

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