ボウリング 其の二
ボウリングは、18.288メートル先に、三角形に並べられた10本のピンを倒す競技。10フレームに分かれていて、最後のフレームのみ3回投げる事が出来る。
このスポーツで高得点を獲得するためには、ストライクを続けるしかない。例えば9本スペアを10フレームまで繰り返しても190点にしかならない。ストライクの場合、8つ続ければ6フレームの得点が既に180点。
スペアを取り続ける集中力は半端でなく、もうゲームが終わると精神的にぐったりする。ストライクを取ることにより、スペアの負担も少なくなり精度も高まる。アベ200の為には、1ゲームあたり、5~6回ストライクをコンスタントに打てなくては苦しい。
さて、ストライクを取るためには、どうすれば良いかというと、1番ピン(先頭のピン)3番ピン(前から二列目、投球者に向かって右側のピン)の間に、入射角度3~6度で食い込む球を、ある程度の速さと回転数をもって投げる事が必要。
ストレートボールで、この角度で投げ込むためには、横のレーンから投げないと不可能。そこで、ストライクの確率をあげるためには、曲がるボールを投げないといけない。
レーンの3分の2あたりまでは、オイルが塗装されており、ボール表面との摩擦が小さいので、ボールは真っすぐ進むが、オイルが塗っていない残り3分の1のエリアにはいると、ボールとレーンの摩擦の為回転方向に曲がり始める。(ハウスボールは。ポリエステル製で摩擦係数が小さいため、殆ど曲がらない)
先ほどの3~6度の食い込みで、1・3番ピンの間(ポケット)に食い込ませる為には、ボールのど真ん中を通る軸に対して、約45度の角度で横回転をかける必要がある。
つまり、時速20~25KMのスピードで、ピン到達まで6~7回の横回転を軸に対して45度の傾きでかけ、ポケットに精度良く食い込ませるようなボールを投げ続けないとストライクを連続することは不可能だ。
更に、レーンコンディションへのアジャストメント能力が問われる。オイルの塗り方の厚さ、場所は、レーンによって異なる。また多くの人間が投げた後は、オイルが薄くなる、ボールについたオイルが、本来オイルが塗っていない部分に付着する等、レーンコンディションは変化をし続ける。つまり、ボールとレーン面との摩擦係数が変化をするので、ボールの曲がりは一定ではなくなる。
この変化へのアジャストメント能力がなければストライク量産は不可能。例え、同じフォームで同じ球質のボールを機械のように投げ込んでも、ポケットに正確に当て、ストライクを続けることはできない。
マジで取り組むと、ボウリングは、大変奥が深く、難しく、繊細で、頭を使うスポーツであります。

