日本対チリ、朝青龍、福士加代子、千葉真子
スポーツについては、素人だが見るのは好き。美しいか否か...だけを見ているような。
この休日、色々なスポーツ中継があって、珍しくテレビの前に長時間座ってしまった。
まずサッカー 日本対チリ。
オシムジャパンから岡田ジャパンになって第一戦目だったが、つまらなかった。岡田ジャパンの方針は、「接近・展開・連続」。これは、早稲田ラグビー部を率いた故・大西監督の言葉を引用したもので、「少ないタッチ数のパス交換で相手を一方のサイドに集め、そこから逆サイドに展開するという動きを、連続的に行う」ということ...らしい。
この「少ないタッチ数のパス交換」は、パスの受け手と出し手の距離が接近していることを必要とするのだが、この距離の短さだけが強調されて、ボールの近くに敵味方殺到してのボールを取ったり取られたりに終始しているように見えた。全然美しくない。何か、モワモワした感じっていうか。
俺よりも更にサッカー音痴のマーメイドでさえ、「俊輔か(この試合には、元々出場していないのだが...)遠藤が、バ~ンとサイドチェンジしないと面白くない」と言っていた。
次に、朝青龍、白鵬の大一番。これぞ、横綱。これぞ、相撲。スピード感、力感が溢れている。これだよ、これ。
サッカーしたり、うつ病になったり、セクハラしたり、夫婦仲が悪かったり、色々あるんでしょうが、やっぱ朝青龍は、凄い。もう、全部帳消しの、うやむやでも、しょうがないのではないか。負けた朝青龍のほうが、数段美しかったように感じたのは、俺だけでしょうか?
大阪国際女子マラソン。結局、最後まで観てしまったのだが、何か凄いものを目撃してしまった。
元々、俺は高橋尚子派(そういう派があるかどうかは、わからないが)で、福士頼むからコケてくれ...位の感覚でみていた。
福士加代子というランナーには、何か言動ががさつな感じがして、余り良い印象を持っていなかった。が、実際に、独走する姿をみて、ちょっと鳥肌がたった。余りに綺麗で。
160センチ、なで肩で、均整のとれたホッソリした体で、背筋を真っ直ぐ伸ばして、癖のない本当に綺麗なフォームで走る。全ての体の動きに、神経が行き届いている感じで、繊細な人なんだろうなあ...と感じた。
ご存知のように、30キロ以降失速して、35キロ以降は、次々と後続のランナーに抜かれていく。その映像をみて、なんて残酷で、絶望的で、美しいんだろうと感じた。福士選手は、一度も振り返らず、抜いていく選手を、目で追うこともなく、前だけをみて走り続ける。
競技場に入ってきたとき、既に走れる状態ではなく、何度か転んだ。でも、その度に立ち上がり、前進を続けた。意識もすでに失っていたのか、どうか。ただ、前に向かって走り続けようとする姿に、何か心を鷲掴みにされたような、衝撃を感じたのだ。
繊細で美しい走り、次々と抜かれていく絶望感、転んでも無意識でゴールに向かう闘争心、2時間40分の中にギュッと起承転結を凝縮させた。このレースの主役は間違いなく彼女だった。
ところで、この大阪国際女子マラソンの放送で気になったこと。
アナウンサーが、突如、「バイクレポーターの千葉さん、福士選手の状況はいかがですか?」とふる。千葉?千葉ってもしかすると...。その瞬間、いやな感じの高音が響いた。
このバイクレポーターというのは、バイクの後部座席に乗った千葉真子が、注目選手の近くまで行って、その走りをレポートするものなのだが...ホント、ムカつく。
あのキンキンとした、平板かつ高声で、「福士選手、もう殆んどジョギングです」とかレポートする。見ればわかるんだ、そんなことは。「後続の選手は、虎視眈々と上位を狙っています」 「虎視眈々」って、言いたかっただけだろうか?
千葉真子がバイクで疾走する映像をみたが、注目の選手と並走するわけではなくて、ただ横を素早く追い越すだけなので、そもそも千葉真子は、選手を見ずに喋っていることも判明。
バイクレポーターって企画も、よりによって千葉真子という人選も、どうかしている...


コメント
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http://tram.weebly.com ">d
投稿者: KilyOuon | 2008年05月03日 17:35
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投稿者: KilyOuon | 2008年05月03日 17:36