« 敢えて俺は、敗北を選ぶ | メイン | 夢の連鎖 »

ことばの力  このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリー参照しているはてなブックマーク このエントリーをdel.icio.usに追加

俳句にしても、短歌にしても、凄く簡単そうで、中々つくることは難しい。

先日、マーメイドと自宅から鎌倉山まで、帰りは道をかえて、自宅まで5~6KM散策。鎌倉山の頂上近くには、広がる景色を詠った佐々木信綱の歌碑があるくらい、素晴らしい眺め。眼下に、青々とした天然林があり、遠くには、陽の光を浴びて、キラキラ光る海が見える。

さて、ここで一句と思うのだが、何も出てこない。五七五、五七五七七という、形式にあわせて、感動を表現するということが如何に至難の業か。

何に感動しているか、書き下し、そこから、感動のコアを掴み出し、表現する語を抽出して、並べ替えたり、追加したり削ったりして、最終的に作品というのは仕上がって行くのだろう。

北杜夫が、父である斉藤茂吉の句作につきあったとき、夕陽を浴びながら、微動だにせず、言葉を絞りだそうとする姿に、一種崇高なものを感じたと書いていたことを思い出した。

何かを産みだす事は,例えそれが、どのようなものであれ、魂を削るような行為だ。ユーミンが、曲を作る状態を称して、鶴の機織状態と呼んでいたが、まさにそういうことではないかと思う。

何かを創るためには、ある一定以上の語彙がなければ、大きな制約をうける。語彙が貧困ということは、自分の中に概念として存在していないものが多いということだ。概念が存在しなければ、受容したり、認識できない。何かを感じても、それを名付けることが出来なければ、表現できない。

ことばを持たないものの目に認識される世界は、大変単調で、殺風景で、寒々としたものであるに違いない。時々、自分の語彙の不足に絶望的な気持ちになることがある。一生懸命話しているのに、相手の心の奥底には届いていないのが、ハッキリわかる。何かを伝えるには、俺のことばは、余りにも無力だ。

この文章は、ブルーハーツを聴きながら書いている。「リンダ リンダ」「TRAIN-TRAIN」平易な言葉で、シンプルで、過不足ない。一つ一つの言葉が、びゅんびゅん心に突き刺さって、目頭が熱くなる。この曲、この声、この歌詞、全てがパーフェクト、奇跡的に。言霊というが、何かそういう人智を超えたものが、創り上げられたものに宿る瞬間がある。

ブルーハーツのライブ映像。甲本ヒロトが、「栄光に向かって走るあの列車に乗って行こう...」と唄い始めたところで、電流が走ったように崩れ落ち、座り込んでしまった女性をみた。研ぎ澄まされた「ことば」は、魂を揺さぶる。

新聞の広告で、オリックスマネー川柳コンテストを知る。大賞賞金は20万円。
前回の大賞、MONEY広場賞は、夫々以下の通り。

また一つ タダが消えてく レジ袋

弱いのは 「無料」 「先着」 「今日限り」

OK、このレベルなら、勝てるぜ。楽勝だ。締め切りは来年の1月末日だ。
神よ降臨せよ、言霊よ宿れ、俺に20万円を与えたまえ。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mvt.fresheye.com/mt/mt-tb.cgi/746

コメント

私も川柳に投稿したくなりました。

私も川柳に投稿したくなりました。

ktfogzaqr fvrpmsqil qryglp euazglhwi naybxgzrm uqnxrsv sapykq

ktfogzaqr fvrpmsqil qryglp euazglhwi naybxgzrm uqnxrsv sapykq

コメントを投稿