鎌倉散策
三連休中は、天気が良かった。
土曜日には、少しお散歩。
晩秋の源氏山へ。紅葉の赤、イチョウの黄、山の緑、空の青。とても、鮮やか。特に、イチョウは、午後2時の柔らかい日差しを受け光り輝き、目に痛いほど。
源氏山を越えて、銭洗弁天へ。セーターを着て、コートは手に持っていたのだが、暑くて汗をかいたので、セーターは脱いでしまう。
鎌倉には、多くの神社仏閣があるのだが、銭洗ほど、コマーシャライズされた所はない...と思う。何しろ、お金を洗うと増えるというご利益が売り。岩をくりぬいた道を通って、小さなオープンスペースにでると、土産物店、鯉の餌販売、絵馬の販売、アイスクリーム売りなどお金を落とす仕掛けで一杯、観光客で賑わっている。お社も、他と比較して、どこか重厚感に欠けて見えるのは、偏見?
人波を、クロスステップで交わして、裏の石段を登る。右斜面に広がる竹林を見ながら、山道を上り下りする。この界隈には、大きくて、立派な邸宅も多い。鎌倉は3階建て以上の建物は建築禁止なのだが、お陰で、どんなに大きな建物でも、遠くの山を借景にして、景色に溶け込んでいる。
20分位そのまま歩くと、山道があり、更に登ると佐助稲荷へ。うっそうとした林の中、数十段の階段。ちょっと息を切らせたところで、石の小さな鳥居。昼間だが、日の光が届かないので、薄暗く、空気も冷たい。ここにも、かなりの観光客がいる。
連休のせいか、何処に行っても人が多い。
隋道を通って、駅周辺へ移動。ちょっと、お茶でも飲みましょう...ということになったのだが、小町通りには人が溢れかえっていて、目当ての店はどこも一杯。段蔓横にある、お店でティータイム。手作りの、胡桃のケーキと濃厚レアチーズケーキは、共に秀逸。
鎌倉には、京都の金閣寺、奈良の大仏のような、スペクタクルなものはない。(大仏はあるにはあるが、メイルになるほどでは...)皆が、歴史ファンとも思えない。人が溢れかえる小町通にしても、何か特別珍しいものが売られているわけではない。(この季節、修学旅行生にもよく会うが、かなりのパーセンテージが、鳩サブレの袋をもっている。君達の地元のデパートでも売っているので、ここで買う必要は無い...とアドバイスをしたいと思うのだが...言ったことはない)鎌倉でしか、買えないものなどない。、何故、この街に、こんなに多くの人が来るのか不思議。
田圃も畑もあって、山と海があって、古い寺と神社がやたらあって、四季を彩る植物をみることができる...どこにでもある田舎の風景なのだが...。で、はたと気付く。昔は、どこにでもあった田舎の風景だと思うのだが、今は、どこにもないのかも...と。こういうものが割と小さなスペースにぎゅっと凝縮されているという場所は、案外稀なんでしょう。
仕事の関係で、色々な町に出張で訪れているが、何処に行っても余り変わらない町並み。東京といえば、東京でも通るし、新潟といえば新潟でもOKのような、そんな特徴のない街が多い。
日本全国、風景の一般化、無個性化が恐ろしい勢いで進んでいるってことか。
鎌倉は、とにかくお散歩には最適。マーメイドと、だらだら歩きながら、ダラダラ話しをする。この日も4~5時間で、一回りして、お茶をのんでケーキを食べて、帰宅。何となく、体が軽くなった気がする。

