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2007年08月25日

近況報告:ご無沙汰しております

忙しい。

最近、本もCDも無縁の禁欲的生活が続く。(ついで...ではないが、ブログも無更新)

この数ヶ月、これから数年、弊社の進むべき方向性を明確にすべく、折衝をしたり、資料を作ったり、色々な人と話したり、子猫と糸をまきまきしたり、盗んだバイクで走り出したりしている。

その作業も、段々終盤に近づきつつある...筈なのに、中々。一歩進んで、二歩下がるという状況が続き煙草とコーヒーの消費量だけが、増える。

先日、大きな声で寝言をいったらしい。マーメイドによると、突然、「関連記事」と叫んだ俺。「関連記事が、どうしたの?」と聞いたら、「エンジェルが小さくなって、記事の下に、関連記事をつける」んだと。

最初の寝言は、自分でも理解できる。でも、最後のほうは、一体何を意味しているのか、さっぱりわからない。倒錯と陶酔、甘美なデカダンス、関連記事に秘められた愛の行方...。つまり、まあ、疲れているってことか(「憑かれている」のほうが正しいか?)

一段落つけて、絶対旅に出てやる...と、毎年夏恒例の「不退転の決意」を固めつつある。(去年の夏もおなじことをブログに書いたが、今年の俺は、一味違う)

答えの無い問いに七転八倒する日々。

余談だが、大学受験の問題など、北斗神拳正式伝承者にとっては、全く児戯に等しい。だって、答えがあるんだから、どんなに難しい問題だって。 「お前は既に死んでいる」

実際の経営上の課題に、正答など何処にも書いていない。おまけに、9問目まで正答でも、10問目失敗したら、ゼロ点だったり、逆に殆ど白紙なのに、重要な一問を完璧に解けば、満点がとれることもある。いずれにせよ、正解かどうかわかるのは、数年後なのだ...。

というわけで、帰宅後、ずっと机に向かう。ふっと気付いたらこんな時間というような時間に。頭をクールダウンするため、近くのコンビニに行くことが、最近習慣化してしまった。

深夜というか早朝というか、とにかく普通の人は寝ている時間帯のコンビニ周辺は、雰囲気が怪しい。真夏だが、これ位になれば、涼しげな風。街灯も消え、かなり暗い。静寂が街を包んでいる。勿論、人影をみることは稀。大きな足音に、脅えて振り向くと、自分の足音だったりする。

時々見かける、悲しくも怪しい人々:
飲みすぎなのか、路上にうずくまっている若い女性(駄目だよ、飲みすぎては)、この時間まで、どこで何をしていたのか聞きたくなるようなカップル(少しけだるそう)、自転車泥棒容疑者に尋問をしている警察官(お仕事、ご苦労様です)。

こういう障害物を軽やかに、かわして、いざコンビニへ。
店内には、いつも誰かいる。(心の中で、Hey, brothers!!と語りかける俺)

それはタクシー運転手だったり、頭にタオルを巻きニッカポッカを穿いているニイチャンだったり、チャラチャラしたカップルだったり、トラック野郎だったり、きちんとネクタイ背広のサラリーマンだったり...する。
この人たちは、一体どこから来て、どこに帰るのか?不思議だ、とっても不思議だ。

皆寡黙。黙って、雑誌を読んでいたり、おにぎりは、おかかにするか明太子にするか迷っていたり、「北斗の拳」を立ち読みしたり(これ、俺)、している。このコンビニ店内では、FMがずっと流れている。どよ~んとした午前3時の店内に、爽やかなエアーサプライの「ロスト・イン・ラブ」♪♪。ミスマッチぶりに、泣けてくる。

雑誌、キャスターマイルド、缶コーヒーを買って、外に出る。ふっと、空を見上げると、流れ星が。楽しいような、嬉しいような、悲しいような、ドキドキするような、そんな気持ちで、ペダルを漕ぐ。少なくとも、不幸せではない、ちょっと報われていないだけだ。

こうやって、今年の夏は、過ぎていくんだなあ...なんて、シミジミ思ったりする。

2007年08月15日

阿久悠とピンク・レディーの時代

この8月1日に、阿久悠が亡くなった。

1966年から彼は作詞家としての活動を本格化。1976年8月の「ペッパー警部」以来ピンク・レディーの殆どの楽曲を、都倉俊一とのコンビで作り続けた。

阿久悠とピンク・レディーが絶頂を極めた70年代後半は、俺の14歳から17歳の期間にあたる。テレビをつければ、常に彼らが存在した時代があった。

そういうわけで、唐突ですが、「阿久悠とピンク・レディーの時代」を振り返ってみる。Don't ask me why?

そもそも、70年代後半って何が起こっていたのだろう...

ロッキード事件で田中角栄前首相逮捕
青酸コーラ無差別殺人事件
ジミー・カーター、アメリカ合衆国39代大統領に就任
巨人の王貞治が対ヤクルト戦でホームラン世界新記録の756号を達成。
ダッカ日航機ハイジャック事件
長崎バスジャック事件
日本で再放送や外国番組の放送等の一部の例外を除き、白黒放送が消滅(完全カラー放送化)。最後まで白黒放送を行っていた放送局はNHK教育テレビ。
月刊アスキーが創刊される
芸能界で麻薬使用容疑で逮捕される人が相次ぐ
成田空港管制塔占拠事件
TBSで人気音楽番組「ザ・ベストテン」放送開始(1月19日-1989年9月28日)。
日本一の高層ビル(当時)サンシャイン60完成。
横浜スタジアム完成。
新東京国際空港(現成田国際空港)開港。
京都市電廃止。
プロ野球による空白の一日起こる。
テレビゲーム「スペースインベーダー」が大ブーム。
第二次オイルショックが起こる
三菱銀行人質事件
スリーマイル島原子力発電所事故
イギリスでサッチャーが国内初の女性首相となる
イラン革命
テレビ朝日系列のアニメドラえもんと機動戦士ガンダムが放映開始。
韓国の大統領である朴正煕が暗殺される
旧ソ連がアフガニスタンに侵攻
マザー・テレサがノーベル平和賞を受賞する
3年B組金八先生シリーズが放送開始する

高度経済成長が終りを告げ、低成長期に突入。未来は、靄がかかったように不透明。学生運動で、講堂に立てこもったり、火炎瓶を投げていた輩は、豹変して企業戦士に。貧しくはないが、裕福ではない。何もいい事は起こっていない。とりとめのない時代。

思春期真っ只中の俺は、勉強をするわけでもなく、何かに打ち込むわけでもなく、不良でもなく、反抗をするわけでもなく、鬱々と無為に日々を過ごしていた。怒りも悲しみも、どこか大仰で芝居がかって感じられ、リアルな実感に欠けていた。自己嫌悪と不満足感。苛立つ俺の心を逆撫でするのが、ピンク・レディーと阿久悠だった。

ピンク・レディーは、確かに従来のアイドルとは、全く異質だった。老若男女から幅広く人気を獲得。セックスシンボルとしてのアイドルとは違い、無色透明・人畜無害な存在。衣料品、文房具、食器、自転車、食料品に至るまで、彼女達の姿がプリントされたグッズが大量に放出された。小中学生の女の子が殆ど、彼女達の振り付けをほぼパーフェクトにコピーした。

飛べ!孫悟空(TBS) ピンクレディー物語 栄光の天使たち ピンク百発百中(日本テレビ) ハローピンクレディー(東京12チャンネル) たまりまセブン大放送!(TBS) 走れ!ピンク・レディー、UFOセブン大冒険! ザ・チャンス!(TBS)+ベストテン番組...と、テレビ番組は、ピンク・レディーにジャックされたも同然の状態が暫く続いた。

ピンク・レディーの曲は、単純で、刺激的で、耳障りがよく、現実感に乏しく、刹那的だった。歌い手の人格や人間性は、全く投影されることなく、無機質なロボットのように、彼女達は歌い続けた。彼女達に罪があるわけではない。

何時までも続くかのように思えた成長と繁栄は終りを告げ、未来は靄がかかったように見えない。重たいもの、難しいものには、極力背を向け、刹那的な享楽にふける...そんな時代の空気を読みきった阿久悠は、本当のプロなのかもしれない。無意味で無目的な言葉を大量消費し、ペラペラで、チープな虚構の世界を、これでもかと作っていった。

ピンク・レディーという名のプロジェクトに関する限り、彼は何も産みださなかったし、産みだす気もなかった。ただ、言葉を、皆が飽和状態になるまで、垂れ流し続けただけだ。80年代に入ると、凋落が始まるとなす術はなかった。81年解散。

言葉だけではなく、アーティストとしてのピンク・レディーも丸四年で消費尽くした。(名曲、マンデー・モナリザ・クラブを、カメレオン・アーミーの直後にリリースしておけば、もしかすると息の長いアーティストに脱皮できていたのかもしれない)

今思うに、ピンク・レディーという存在が、あれほど俺を苛立たせたのは、自分自身をそこに感じたから。つまり、ペラペラでヘナチョコで、どうしようもない自分に対する嫌悪感の裏返しのような気がする。

「阿久悠とピンク・レディーの時代」が突然終焉を迎え、とてもカラフルな80年代がいきなり始まった。

ぼんやりとした頭で参院選の意味について考えてみました

参院選で、自民が大敗してから、数週間が経過した。

安倍首相の続投に、厳しい批判が浴びせられている。

一体、今回の参院選が意味することは何か?、実際のところ安倍首相は退陣すべきなのか、続投すべきなのか?政治オンチのうえに、暑さで頭がぼんやりしている俺には、よくわからないことが多い。

こういうことを調べるのに、凄く手前勝手で恐縮だが、フレッシュアイニュースは役に立つ。本件で言えば、安倍晋三クリップのニュース一覧をざっとみていけば、なんとなく色々なことがみえてくる。

まず、今回の選挙を決定づけた要因は何なのか?
共同通信社の調べによると、投票の際に重視した項目でトップは、「年金」で26.3%。「政治とカネ」が18.5%で二位。つまり、年金記録不備や赤城農相の事務所費問題などが、選挙結果に一番影響したということらしい。

FNNの調査では、「閣僚の相次ぐ不祥事が参院選の結果に影響した」という意見がなんと92.9%。
同じ調査では、指導力を評価する声は、内閣発足当時37%だったのが、今回は8%。
年金については、社保庁解体法を成立させ、その対応を評価する声も22%ある。結論からいうと、これら数値で読み取れるのは、安倍政権の政策云々の前に、首相個人の指導力に対して、国民は駄目だしをしたということのようだ。

つまり、問題のある閣僚を選んだ、任命権者としての責任、選んだ閣僚に問題が起こったときの対処方法に対して、国民は反対の意をクリアーに示した。「年金」は安倍内閣だけの責任ではない、安倍内閣の政策にノーといわれたわけではない...というのは、例えそうであっても、今回の選挙ではメインテーマではなかった...ということ。

では、民意は、民主党を選択したのか?FNNの調査では、自民党支持は23%、民主党は、33%とほぼ倍になった。しかし、小沢代表が首相になるべきと考えている人は14%しかいない。民主党支持者ですら、26.5%の支持率。

つまり、民意は、安倍首相の指導力に疑問を覚え、民主党に投票したのであって、安倍首相が、運動中にアジっていた「安倍か小沢か?」という選択肢は、有権者の中に元々存在しなかったようだ。

教育基本法改正、防衛庁設置法改正(防衛庁・省昇格法)、 国民投票法、社会保険庁改革関連法、年金時効撤廃特例法、公務員制度改革関連法...と歴代自民党内閣がなしえなかったほどスピーディに懸案事項を片付けていった安倍内閣の活動は評価されなかったのか?

経済界は、経済三団体とも、安倍支持を打ち出しており、経済成長・改革路線が後退しないことを訴えている。経団連の御手洗会長は「年金や失言、政治とカネが前面に出て本格的政策論争が見えなかったのが残念」「日本は、グローバル経済の中でさまざまな課題を迅速に解決すべきとき。改革を頓挫させてはならない」とコメント。

民主党は、年金問題を標的にしながら、社保庁の組合を傘下に抱える自治労の組織内候補を公認(民主党の相原議員。彼女は、50万票をとってトップ当選した)都市型政党といいつつ、農村、地方への補助金バラマキ政策。

こう見ていくと、今回の参議院選では、安倍首相が政権を担うのは難しくない?については、明確な答えを出したが、政策そのものについては、何ともいえない...というか、評価外という感じでは?(選挙での争点が、明らかに、リーダーの危機管理能力一点に絞られている。民主の作戦勝ちか、自民の自滅かは判らないが...)

海外では、この選挙結果をどうみているか、ざ~っとまとめると...

米国政府の公式見解は、「緊密な同盟国として、引き続き二国間や多国間の問題で協力をしていきたい」と、安倍政権支持を打ち出しているが、「惨敗で弱体化した」安倍政権が、イラク自衛隊派遣などで、協力関係を維持できるかを不安視する向きもある。
タイムズでは、「日本が首相や政権の交代ではなく、腐敗した政治文化を変えなければ、国際社会の影響力を失う」と述べている。
ロシアでは、安倍政権が、どこまで安定した政権運営を行うことができるか注目されている。韓国では、「安倍政権の弱体化が北朝鮮強硬路線に変化を与えるのでは...」という見方。北朝鮮では、歴史的な敗北をしたにもかかわらず、退陣しない安倍首相を激しく攻撃している。

元々指導力を問われて大敗北した安倍首相が、参院で野党が過半数を占めるという苦しい状況のなか、強いリーダーシップで政権を運営できるかを、非常に不安視しているというのが、概論。

以上をまとめると、参院選の意味することは、
1)政治とカネにまつわるゴタゴタには、うんざりした
2)問題が起こったときの、安倍首相の指導力のなさにも、愛想がつきた
3)でも、民主党政権になって、小沢首相になってもいいかというと、そこはクエスチョン
4)安倍政権の政策自体は、焦点になっていないので、評価外
5)今後、弱体化して、従来の改革路線が頓挫することは、国内外で不安がある

...ということなのかなあ。前回の衆院選では、「郵政民営化に賛成するかどうか?」だったし、今回は、「政治とカネ、年金、首相の指導力」だけが問われたわけだが、そもそも衆院選、参院選っていうのは、そういうことを論じる選挙なのかなあ?選挙に勝つためには、自分に都合の良い非常に簡単な選択肢を定義して、有権者に示すことは、効果的なタクティクスだとは思うのだが、そのパターンにまんまとはまってしまう、日本人の政治意識って、恐ろしく低くないかなあ...と思うんだが。

だとしても、ここまでノーと言われた政権が退陣しないのは、政治素人の俺からみると、理屈が通らない気がするのであるが、いかがでしょう。選挙で負けた政権が、「この結果を受けて、反省するべきところは反省して...」いれば、退陣しなくてもいいのであれば、退陣する機会などないのでは?反省すればいいわけだから、永久政権になってしまう。

2007年08月13日

小池防衛相のご発言について

暑い、とにかく暑い。基本的に、夏は大好きなのだが、今日の暑さは...。

近くの本屋にいき、「鋼の錬金術師」と「MAJOR」の最新巻と歴史街道を買って、行きつけのケーキ屋兼喫茶店で、早速読む。

この喫茶店には、最近お気に入りのケーキがあって、「吹き豆腐」という一品。名前の通り、各種豆腐を主原料にするケーキなのだが、豆腐で味がまろやか、甘すぎず、大変おいしゅう御座います。このケーキを食べながら、コミックスを速攻で読破。両方とも、ちょっとシリアスすぎて、眉間にシワがよりそう。う~んもうちょっと笑いが欲しい。

歴史街道は、今月黒田如水特集。割とブラックなイメージの強い黒田如水。エピソードもかなり...。関ヶ原で武功をたて、52万石を与えられ意気揚々と戻ってきた息子の黒田長政。父親である如水に、「内府(家康)が、手を握って感謝してくれた」と自慢をする。機嫌悪そうに、如水は、「家康は、どちらの手を握った?」「右手です」の答えに、如水は間髪入れずに聞く。「その時、お前の左手は一体何をしていたのだ?」

如水は、三成と家康が戦っている間に、九州を平定し、疲れきった勝者と雌雄を決しようと思っていたのだ。実は、息子のほうも、今回は家康に勝たせるが、高齢の家康の天下は短いと判断。跡継ぎの秀忠を倒して天下を取るつもりだったらしいので、食えない親子である。事前に、意思疎通をしておけば、黒田幕府が誕生したかもしれない。

それにしても、「その時、お前の左手は一体何をしていたのだ?」というのは、凄味のあるハードボイルドなユーモアを感じさせる。こういう格好良い科白がいえる日本人って余りいない。

訪米をしている小池防衛相は、現地での講演で、自らを「ライス長官にちなみ、私を”日本のライス”と呼ぶ人もいる。ジャパニーズライスは、寿司という意味です」「私を、マダム寿司とよんでみては、いかがですか?」と発言した...らしい。

寿司は、vinegared fish and riceだろう...という突っ込みは、別にして、誰が小池百合子を、「日本のライス」と呼んでいるのだろう?(ある政界関係者は、自意識過剰なんでは?と首をひねっているそうだ)「マダム寿司と呼んでくれ」というのも、何故?どうして?本当に呼ばれたら、どうする?マダムといったらヤンだろう...という声もある。

ユーモアセンスということになるのかも知れないし、それ以前のインテリジェンスということなのかもしれないが、何かイタスギル感じの小池防衛相だった。

講演では、当然のごとく失笑が漏れたらしい。

ライス長官との会談後、日本の記者団に「ライスさんとは、姉妹のような関係。今度は、一緒にゴルフをしましょう、ということで楽しく会話を終えた」と語っている。日本の防衛大臣とアメリカの国務長官が、「姉妹のような関係」か???親密さを強調するにしても、もっと適切な日本語はあるのでは...。(そんなに、ライスの妹になりたいのか?ライスも、マダム寿司と呼ばれる妹なんぞ欲しくないのでは?)

如水のように、エッジの効いた警句を放てとは、言わない。普通に、失笑を浴びない程度に、普通に喋って欲しい...と日本国民の一人として、思うのであった。

2007年08月08日

ブライアンの博士論文とうちの息子

クイーンのブライアンメイが博士論文を提出したというニュース。

ロンドンのインペリアル・カレッジに天文学の博士論文を提出。バンドの成功で71年に同カレッジの大学院生生活を断念したが、カナリア諸島で天文観測活動を行い、36年を経て学位論文を完成させたとのこと。

ブライアンメイは、今年60歳。本当に立派だなあと思う。俺もいつかは、大学に入りなおして、全然人の役にたちそうもないことを勉強したいと思っているのだが、何時になることやら。夜は更けていくのに、明日の資料が出来上がらない症候群が、発病して既に長い。大学入学など、まだ先の先の先って感じ。

さて、このクイーンであるが、我が家では、今ブームになっている。きっかけは、CMでクイーンを知った息子から、「父ちゃんはクイーンのCDは持っていないの?」と聞かれたところから始まる。ベストとライブ盤を聴かせたら息子がはまり、そのCDをマーメイドが聴き、また気に入るということで、空前のクイーンブームなのだ。

キラークイーンとボヘミアンラプソディがお気に入りらしい。めくるめく、華麗なるハーモニー、劇的な転調、フレディの突き抜ける高音、ブライアンの、あのギターの音...。やはり、いいものは世代を超えるってことなんだろう。

MDを聴きながら、息子は歌っているのだが、やはりこれは不気味だ。いきなり「フラッシュ!!、ア~ア~」などと叫ばれると、ビックリするじゃないの。

色々、息子と話しをしてみると、70年代、80年代の曲を、彼ら世代が聴くきっかけとしては、CMの影響は大きい。俺と同年代の奴らが、色々なところで中間管理職となっていて、権限をかさにきて、自分のお気に入りの曲をCMに使っているに違いない。で、もう一つ大きな要因があることがわかった。

それは、グッチ裕三である。彼が、ハッチポッチステーションという子供向けだが、大人向けだがわからない番組で、70~80年代の名曲をカバーし、これをうちの息子の世代は、オリジナルより前に聴いているわけだ。(因みに、日本のテレビ史上最高の視聴率をたたき出したのが、この番組らしい。知らなかった)

そのカバーの仕方だが...(ウィキぺディアより)

ジェームス・ブラウンカン おべんとうばこ:セックス・マシーン ねこふんじゃった:セックス・マシーン むすんでひらいて:セックス・マシーン

ヒマン・ターナー
どんぐりころころ:プラウド・メアリー
村祭り:プラウド・メアリー

キリッツ・レイチャールズ
手をたたきましょう:旅立てジャック

ヒマナスターズ
おさるのかごや:愛して愛して愛しちゃったのよ
虫の声:愛して愛して愛しちゃったのよ

ローリング・スッテンコロリン(ミック・ジャガイモ)
おもちゃのチャチャチャ:ジャンピン・ジャック・フラッシュ
うさぎとかめ:ホンキー・トンク・ウーマン

デーブ・パープル
いっしゅうかん:スモーク・オン・ザ・ウォーター
アルプス一万尺:ハイウェイ・スター

ノンキーズ
かたつむり:恋の終列車

KISSA
おなかのへるうた:デトロイト・ロック・シティ
おはなしゆびさん:デトロイト・ロック・シティ

アースウィンド・アンドーナッツ
母さんのうた:宇宙のファンタジー

エリックかけブトン
あのこはだレイラ(あのこはたあれ+いとしのレイラ)

GUEEN(フレディ・マーキレー)
犬のおまわリさん:ボヘミアン・ラプソディー

ベイ・シティ・ドーナッツ
ふしぎなポケット:サタデイナイト

ロッド・スチュアーデス
ごんべさんの赤ちゃん:アイム・セクシー

カルチャーセンター
うさぎとかめ:カーマは気まぐれ

エルジョン・トン
おおブレネリ:クロコダイル・ロック

BABA
おはなしゆびさん:ダンシング・クイーン

ジービーズ
山寺の和尚さん:恋のナイト・フィーヴァー

もう凄いことになっていて、アバがババに、ビージーズがジービーズに、カルチャークラブかカルチャーセンターに、アース・ウィンド・アンド・ファイヤーがあんドーナツ。

しかも、全部替え歌になっていて、セックスマシーンのメロディで、歌詞はねこふんじゃった。うちの息子は、グッチ裕三の「GUEEN(フレディ・マーキレー)」バージョンに出会い、犬のおまわリさんの歌詞で、ボヘミアン・ラプソディー を聴き、遂に最近オリジナルにたどり着いたというわけである。う~ん何ともいえない話だ。

彼は、フレディマーキュリーは知らない。だから、彼がエイズで亡くなった事も知らない。キラークイーンも、マイベストフレンドも、Another one bites the dustも、全部最近の曲だと思っている。

フレディが生きていれば、ブライアンは、のんびり論文を書くことはできなかっただろうし、うちの息子は、リアルタイムで、クイーンの新曲を聴くことができたし、親子でコンサートに行ったかもしれない。

改めて、早過ぎる死を残念に思った。


2007年08月06日

朝青龍問題について

朝青龍が、うつ病寸前の状態らしい。

新聞報道によれば、「神経衰弱でうつ病になる一歩手前の状態」で、表情が暗く、考えが纏らない状況とのこと。

今回の処分は、「4ヶ月間30%の減俸。9月,11月場所千秋楽までの自宅謹慎で、原則として部屋と病院以外への外出禁止」

座敷牢に入れられているわけではないのだが、あの巨体でもあり、外出すれば、すぐバレてしまうので、実質部屋と病院以外に行くのは難しそうだ。

これまで、朝青龍が起こした騒動を列挙すると
・横綱貴乃花に敗れ「(貴乃花がけがをしている)足を蹴っ飛ばせばよかった」と発言
・旭鷲山に引き落とされ、下がりで旭鷲山を叩く
・旭鷲山のまげをつかんで反則負け。引き上げる際、旭鷲山の車のドアミラー破損。その後場所中に、旭鷲山の胸にひじ打ち
・先代高砂親方の通夜と告別式を無断欠席
・綱打ちを欠席
・泥酔して高砂部屋の玄関ドアのガラスを割る
・場所前の稽古で、豊ノ島にプロレス技をかけ、怪我をさせる

相撲は、元々スポーツではなく、

力のある男性が神前にてその力を捧げる神事。そのため神に対する敬意を示すための礼儀作法が重視されている。 ウィキペディア

それに対して、モンゴル相撲は、

モンゴルに古来より伝わる伝統的な立技組技系格闘技である。その起源は紀元前3世紀頃とされ、馬を早く走らせること、力強く組み合うこと、弓を射ることが人々の間に広まり、この3種目を力で競い合うことから派生してきたとされる。また宗教的な奉納儀式として、さらに軍事訓練的な要素も持っていたといわれる ウィキペディア

朝青龍の相撲をみていると、何か別ジャンルのエキスパートが混ざっている違和感がする。それは、より格闘技色、スポーツ化の進んだモンゴル相撲と、神事がオリジンであり、古典文化の領域である相撲の違いかもしれない。

横綱という最高位にありながら、巡業という重要な業務を放棄した段階で、相撲協会に属している彼の力士としての資格は剥奪されるべきであろう。また、「4ヶ月間30%の減俸。9月,11月場所千秋楽までの自宅謹慎で、原則として部屋と病院以外への外出禁止」も、実質解雇に近い。4ヶ月もの間、自宅謹慎とか、とても守れそうもない。

彼の強さの源泉は、抜群の運動能力もあるが、やはり一番凄いのは、あの並外れた闘争心。

4ヶ月謹慎をし、品行方正で規律正しい朝青龍になったとしたら、既にそれはもう朝青龍でなくなっている気がする。何をするかわからない「怖さ」を失った朝青龍は、力士としての魅力も失ってしまうのではないか?

元々が、相撲と朝青龍というアスリートとは、ミスマッチ。天下泰平・子孫繁栄・五穀豊穣・大漁等を願う神事としての相撲の範疇に、あの荒ぶる魂は収まらない。奔放な性格と俊敏で変幻自在の動き(けたぐりをする横綱なんていない)、パワー、闘争心は、格闘家としては、◎の素質。

「スープしか喉を通らない」等と、情けないことを言うぐらいであれば、即刻総合格闘技へと転向すべきと思います。