アートな男
日曜日に、久々美術館に行った。
非常に広くて、綺麗な美術館で、前庭には芝生が広がり、白い丸テーブルと椅子が幾つか置かれている。休日の昼下がり、家族でのんびり過ごす人もおり、非常にリラックス。
展示は、「三沢厚彦 アニマルズ+」というもので、気鋭の現代彫刻家、三沢厚彦の作品を紹介している。楠の丸太から切り出された、彼の作品のモチーフは動物。
圧倒されるのは、この作品が実物大であること。象も、キリンも、一角獣も、犬も、ネコも実物大なのである。幾つかコーナーがあって、ある部屋では、数十匹の犬の彫刻が、全て同じ姿勢で、同じ方向を向いている。また、通路を進むと、今度は全く違う動物、それこそ象からリスまでが、色々な方向にむかって、前方を凝視する彫刻が数十展示されている部屋へ。
ノミの跡が荒々しく残る上に、割とリアルな彩色がされており、不思議な存在感を、どの作品も漲らせている。
俺が、一番興味を惹かれたのは、顔が平面的で、かつ子供がみたままを書いたような、シンプルで生気に満ちた夫々の「顔」。色々な角度からしげしげ観たが、飽きがこない。
で、その時、いきなり雷鳴のごとく確信は訪れた。「平面的かつ顔だけを描くのであれば、俺も、凄いものが描けるのではないか?」「そういえば、グラスの底に顔があって何が悪い…位だから、どんなものでも顔がある」「よし、描くぞ、描くぞ、描くぞ」
ということで、帰りに白い無地のノートとクレパスを早速購入し、毎日一つづつ「顔」を書いている。(昨日は「猿」その前は「白熊」)
俺の書く「顔」は、また何ともいえない味があって、いい出来なんだな…。クレパスのかすれ具合といい、こすってボヤっとした感じといい、微妙な色彩が表現され、平面的な顔なのに、非常に奥行のある世界が、ど~んと広がる…とマーメイドに、かなり熱っぽく語っているのだが、まだ共感を得るには至っていない。
三沢君の芸術家魂が、小学校4年生のときに、東京芸大の教授に絶賛を浴びて以来、長い間眠っていた俺の溢れんばかりの画才を、見事に覚醒させたのであった。
だから、諸君は、俺の事を、アーティストもしくはアートな男と、呼んでも一向に差し支えないのである。アートと言っても、アート引越しセンターではない…なんていう親父ギャグも、切れ味抜群だ。


コメント
ウェスタンラリ”アート”!
投稿者: ani | 2007年04月26日 14:17
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投稿者: Chelsea | 2007年06月17日 07:52