« 鈍感力 | メイン | 黒川紀章は、マジでヤバイ »

上田知事の発言について  このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリー参照しているはてなブックマーク このエントリーをdel.icio.usに追加

「お里が知れる」という言葉がある。

どんなに配慮をし、隠そうとしても、その人の本質~どういう教育を受けたか、どういう環境で育ったかなどが、ふとしたところで露呈してしまうということ。俺自身、どんなに悪ぶっても、ヒューマニストであることは、隠し切れない。どんなに辛い目にあっても、育ちがいいせいか、おっとりしてピュアであることは、変えられない。面の皮が厚そうだが、その実、傷心の余り、涙にむせんでいることは、陰のある後姿が雄弁に物語ってしまう。(まあ、これ位でいいかな)

さて、上田知事。

「自衛官は、人殺しの練習をしている」 上田・埼玉知事2007年04月02日19時32分朝日新聞
2日行われた埼玉県の新規採用職員の就任式で上田清司知事が「自衛官は人殺しの練習をしている」と発言し、後に「適切ではなかった」と釈明する一幕があった。

 発言は県庁職員としてのやりがいなど、使命感について触れた場面であった。「自衛官の人は、平和を守るために人殺しの練習をしている。警察官も、県民の生命や財産を守るために、人を痛めつける練習をする。だから我々は『偉い』と言って褒めたたえなければならない」と話した。 以下略

自衛官は、災害のときに、自らの危険を顧みず救済活動などを行っている。勿論、攻撃を受けた時、国土防衛のために、適切な軍事行動をとれるように、平時においても、訓練をしているのだが、それをもって、「人殺しの練習」とは…。信じ難いまでの、歪んだ見方だ。

警察官は、「人を痛めつける練習をする」って、どういう認識なのか?道のわからない人に、優しく教えるのも警察官だし、交通整理をするのも警察官だし、勿論犯罪から我々を守って日夜努力しているのも警察官である。

上田氏曰く、「マイナスの仕事がある自衛官や警察官と比べて、県庁の仕事は多くの人に喜びを与え、自らも喜びを感じられることを説明したかった。」とのことだが、この御仁の考えるプラスの仕事、マイナスの仕事という、軸の持ち方が、薄ら寒いし、一般人の共感を勝ち得ないのではないか。

不適切な発言と咎められた上田知事は、「”人殺し”のかわりに”殺傷”とかそういう言葉を使えば良かった」と話した…とのことであるが、このコメント自体で、彼が何を問題視されているか理解していないことを、図らずも露呈している。

つまり、この知事は、自衛官と警察官という、社会で大切な役割を果たす職業に対する、基本的というか常識的な理解が欠如している。更にいえば、ベーシックな職業観が歪んでいるのではないか?

職業選択の自由はある。しかしながら、音痴が歌手にはむかないし、絵を書くのが苦手な奴が、画家にはなれない。歪んだ職業観を持つに至った経緯は、もしかすると、涙なしには語れない同情すべきものがあるかもしれない。でも、そういうことを、どれだけ割り引いても、県知事には、むいていないのではないか…と元埼玉県民は思います。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mvt.fresheye.com/mt/mt-tb.cgi/547

コメント

Hello! Good Site! Thanks you! pswrlxvrobo

コメントを投稿