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2006年12月28日

最近のニュースから:塾を廃止すると何かいい事があるのか

うちの息子の通っている中学では、定期考査でも実力試験でも順位がでない。

中学側のロジックとしては、数学、理科、社会、国語、英語は、バナナとリンゴくらい夫々違うので、そういう質的に異なるものを合計しても意味がないとのこと。しかし、実際の受験では、このバナナとリンゴの合計で合否がきまるので、自分の実力を測る何らかの物差が必要。それゆえ、塾に通い、そこで成績順位を認識することは、多くの中学生にとって、ほぼマストの項目になりつつある。

また、中学の授業状況、クオリティは必ずしも良好と言い難いことも、その傾向に拍車をかけている。結果として8~9割以上の生徒は、外部の教育機関を利用している。

「塾は禁止」 教育再生会議で野依座長が強調 2006年12月23日22時55分  政府の教育再生会議の野依良治座長(ノーベル化学賞受賞者)が8日に開かれた「規範意識・家族・地域教育再生分科会」(第2分科会)で、「塾の禁止」を繰り返し主張していることが、同会議のホームページに掲載された議事要旨でわかった。しかし、再生会議が21日にまとめた第1次報告の原案には「塾の禁止」は盛り込まれていない...

野依氏のコメントは、
「塾はできない子が行くためには必要だが、普通以上の子供は塾禁止にすべきだ。公教育を再生させる代わりに塾禁止とする」

「昔できたことがなぜ今できないのか。我々は塾に行かずにやってきた。塾の商業政策に乗っているのではないか」

塾は、できない子に必要なのではない。効果的な学習と受験データ取得のために、必要不可欠な存在になりつつあるという現状認識を全くもっていない人が、座長を務める教育再生会議というのは、一体何なのだろう?
「我々は塾に行かずにやってきた」などというが、そんなことは、今の子ども達とは無関係だ。塾の商業政策というが、ニーズがあるから産業として成立しているのであって、感情的で根拠に乏しすぎて寒い。

ノーベル賞受賞者か何かしらないが、このピンボケぶりは、常軌を逸している。もっとまともな人材をそろえて、地に足の着いた議論をして欲しい。


2006年12月25日

今日のニュースから:定年なんて誰が決めたルールだ

俺は、実は無趣味だ。

よくいうプライベイトと会社生活とをバランス取るなんて考えたこともない。大体、凡人がバランスなんか取ろうとしても、卑小なるレーダーチャートを作るだけである。仕事をやりたいだけやって、遊ぶのも遊びたいだけ遊んで、24時間に納まらなかった場合は、潔く眠るのを止めればいい。やりたい事をやりたい順番にやるのが、一番ストレスがたまらなくていい。,サンボマスターのボリュームが大きすぎて、鼓膜が破れそうだ(全然関係ないけど)

イオン、定年を65歳へ引き上げ 07年2月2006年12月25日19時09分  大手スーパーのイオンは25日、来年2月21日に現在60歳の社員の定年を65歳に引き上げる、と発表した。あわせてパート従業員の雇用年齢上限も65歳に延長する。60歳を超えても以前と同じ職種での勤務を続ける場合は、賃金水準を維持できるようにした。昇格も可能だという...

昔から不思議に思っていたのは、特に大企業で40歳くらいになると急に老け込みはじめること。ドキュメントやら提案書やら、とにかく手を動かすことをしなくなる。先日、俺より数歳若い奴と電話で話しをしていて、「そろそろ若い人にチャンスを与えないと...」と言うのを聞き愕然とした。

50歳過ぎると、その傾向が顕著で、まるで老人である。実際、会社の中では年長者になるので、一種長老のように鷹揚にふるまったりする。

実際のところ、人間の能力は、40,50,60になるにつれ、どんどん高まる。70、80でも場合によっては、がんがん伸びる奴もいる。中国共産党の指導者など、一時皆85歳以上だった。

最近ついに「再会」を果たした「竜虎図」を葛飾北斎が書いたのが89歳。人生50年のときの89歳だから現在の寿命になおせば142歳。全盛期は70歳からだから、110歳位か?

(俺のように)凡人は、幾つになっても上がりなどない。大した事をしていないくせに、そんなに簡単に満足するんじゃない。

定年なんて、企業サイドが新陳代謝をしたいが、個人の能力を客観的に捉える指標がないので、一番わかりやすい年齢を使っただけに過ぎない。65歳なんて中途半端なことをいわずに、全廃せよ。

元気でやる気があって向上心があって、チャンレンジする勇気のあるものは、100歳になっても200歳になってもガンガン働けばよい。少なくとも、俺は、死ぬまで働くつもりだ。勿論、報酬はガッチリいただく。

2006年12月24日

最近のニュース:ヒトは冬眠できるのか~その2

というわけで、長い前フリだったが、土日は、眠り続けた俺。

シマリスに、つぶらな瞳は似ている俺だが、冬眠はできなかった。目覚めてみると、イブの夜。マーメイドからクリスマスプレゼントをもらった。

「ひこうき雲」1973年にリリースされた、ユーミンのファーストアルバム。

・ひこうき雲
・曇り空
・恋のスーパーパラシューター
・空と海の輝きに向けて
・きっと言える
・ベルベット・イースター
・紙ヒコーキ
・雨の街を
・返事はいらない
・そのまま
・ひこうき雲

早速聴いてみました。どの曲も、何回聴いたか判らない位。しかし...凄い衝撃でした。
懐かしさ...ではなく、新しさに、フレッシュさに、フレッシュアイに(アンカーまで張ってしまった自分がイジマシイ)

全てが、良質な短編小説のように、シンプルで、透明なイメージが広がる。最近のJPOPのように、原曲大したことないのに、ホカ弁のエビフライの衣のように、アレンジだけエラク厚い...ってことがない。ユーミンの声だけが、ドーンと来て、あっさり終わる。全く余計な音がないし、オリジナルなメロディーと歌詞(最初の変換で「瑕疵」ってきて、少しビビッた)の素晴らしさが、ストレートに伝わる。

マーメイドからの素敵なクリスマスプレゼントに、感動を抑えることができない俺なのでした。

最近のニュースから:ヒトは冬眠できるのか?

先週は、ずっと仕事がたてこんでいて睡眠時間が2時間弱位という感じが続いていた。

金曜日も同様に短時間の睡眠で起床。一旦起きたとき、目の前にヒマワリの花が現れ、スーパースローで大輪の花を咲かせた。あっけに取られているうちに、花の中から、宝石箱をひっくり返したような、7色どころではない、256色くらいの光線が発せられるという仕儀にあいなった。

これが、もしかすると臨死体験という奴なのか?でも、睡眠不足くらいで死ぬものだろうか?三途の川なんか見えないし...などとパニックになりつつ、一方では、光の美しさに酔いしれている俺。

途方もなく長い一瞬後、マーメイドから眉間に正拳突きを食らって、眼が醒めた。あれは、何だったのだろう、宇宙からのメッセージか、ハルマゲドンの予兆か、単に寝ぼけただけなのか?

遭難24日間の男性、ありえないが「本当に冬眠かも」 2006年12月22日17時49分  神戸市の六甲山で10月に遭難し、24日ぶりに救助された兵庫県西宮市職員の打越三敬さん(35)。20日間以上飲食せず、発見時には体温が22度に低下していた。治療した医師が「まるで冬眠だ」と驚き、低体温が生命を維持した可能性がある。打越さんは今月19日に退院し、会見で「皆さんの善意のおかげ」と喜んだ。あれは「冬眠」だったの?

発見時には体温22度。普通体温が30度以下になると、心停止に至る。脳に酸素が回らず、脳が回復不能なダメージを追う。
彼の場合は、遭難20日後に救出されてから4時間後に心臓が拍動を再開し、最終的には脳も回復した。
医学的な見方からすると、「信じ難いことだが、本当に冬眠かもしれない」

シマリスの体内の中で「HP」という冬眠ホルモンがあり、これが働くと冬眠モードに切り替わるらしいのだが、人間の代謝や免疫にかかわるたんぱく質にもHPに似たものがあり、これが冬眠を可能にした...のかもしれないとのこと。シマリスにも冬眠できないものもいるので、人間でも冬眠可能な体質のものもいるのかもしれない...というのが識者の声。

「シマリスに冬眠できないものがいる」ので「人間にも冬眠できるものがいるかも」っていうのは、理屈になっていない。(人間とシマリスを一緒にしてもなあ)つまり、よくわからないというのが結論。

人間の可能性というのは、想像を超えている。冬眠もできるし、ヒマワリの花をみることもある。案外、ご本人のいう「善意のおかげ」というのが正しいのかもしれない。

2006年12月23日

最近のニュース:北方四島面積折半案は、必敗の奇策

交渉というのは、ビジネスの世界では、大なり小なり日常的に行われる。

俺の場合は、割と理詰めの交渉をする性質だが、苦手なパターンがある。それは理詰めでない相手。ロジックを戦わせる場合、論理の綻びというのが、決定的な突破口になったりするのだが、元々何を言っているかよくわからない相手は、論理的には初めから破綻をしているので、何の制約条件もない。言いたい放題だ。

そういう意味では、訳の分からない事を連続的に言える奴ほど、手強い相手はいないとも言える。実は、滅茶苦茶頭が切れるのに、臨機応変に時空を越えたロジックを展開できる~所謂「イワンの馬鹿」作戦を行える交渉相手は、本当に手に負えない。まあ、マジでイカレテイル奴は、違う意味において、手に負えないわけだが...。
対処方法は、自分が何が欲しいか明確に自分で分かっていて、それを得るためには、どこまで何を捨ててもいいのか、はっきり線を引き、その原則にスティックすることだと思う。

>【正論】青山学院大学教授・袴田茂樹 麻生外相の北方四島折半発言を問う 青山学院大学 袴田茂樹教授  ■国家主権の重み忘れた経営者的発想

 ≪面積で折半する解決案≫

 麻生外相が、衆議院の外務委員会で北方領土問題に関して、日露で面積を折半するケースに言及し、マスコミは「新たな解決案を示す」と報じた...

毎度、笑わせてくれる麻生氏であるが、今回は、いただけない。

ロシアの最近の領土問題に対する態度は極めて強硬。そんな中、共同開発論、3島返還、2島返還と、日本は、ハードルを下げ続けている。ネゴで失敗する典型的なパターンではないか。つまり、ロシアは北方領土をえさに、色々なアドバンテージを得ようとするが、その為の餌がドンドン小さくてもOKということ。交渉におけるリスクは、徐々に低減されていくのだ。

「面積折半」という奇策は、ロジックなきポーカーゲームを挑んでいる(そして成功し続けている)ロシアにとっては、チャンスボールだ。これで、もう一段の譲歩を引き出せると、ニヤニヤしているに違いない。

歴史的に正当な領土である北方四島返還をあくまで頑固に訴え続けるべきだ。そして目的達成のために、どこまで何を捨てて良いか戦略的なラインをひき死守すべし。

目先の小さな成果を得るために、ずるずると譲歩していては、結局何も得ることができない。「イワンの馬鹿作戦」に最も効果的なのは、原則を死守する愚直さだ。

それにしても、ロシアの「イワンの馬鹿作戦」というのは、チェーホフか!!

2006年12月20日

本日のニュースから:終身雇用希望者の増大に思う

大学を卒業して入社した会社を9年目に退職した。今からもう10数年前の話である。

古くて大きな日本のメーカーだと、将来何が起こるのかが大体想定内。35~40歳の間に課長になり、一度海外に出たあと,本社に戻ってきて、後は工場と本社を行ったり来たりしながら、50歳くらいで、とてつもない幸運に恵まれると、取締役になることができ、信じがたくとてつもない幸運に恵まれると、つまり奇跡が起こると、社長になれる。

まだ30歳くらいだった俺は、生意気盛りで、自分の力を経営という場で試してみたいと思っていた。そんな俺には、目の前に広がる未来は、寒々とした荒野のように思えた。1994年5月15日日曜日夜、新聞を見ていて、この会社を辞めて、新しい場所で挑戦をする...と唐突に決意をした。決意は、唐突だったが、一度も気持ちが揺らぐことなく、翌年の2月に退職、上京して現在に至るわけである。

終身雇用というのは、ある種人間の視野を狭くする為に作られた檻のようなものだ。年功序列人事制度というのが基本としてあり、人間を細分化された等級で区分し、価値観をコントロールし、同期や先輩とのミリ単位の差異(出世)に興味を集中させる。ちっぽけな世界で、ちっぽけな世界でだけ通用するローカルルールを守り、それが世界の全てだと思い込ませる。どれだけ多くの有意で才能ある若者が、この檻の中でスポイルされて駄目になってしまったことか。そして、最も不幸なことは、当人すら不幸であることに気付かない位麻痺してしまうこと。

終身雇用希望が3割と最高/新入社員、安定志向強める  2006/12/20 20:17 四国新聞

今年春の入社から半年たった新入社員のうち、終身雇用を望む人が約3割と1991年の調査開始以来、過去最高に上ったことが20日、社会経済生産性本部の意識調査で明らかになった。
条件が良い他社にすぐに転職したいと思う人は4割を下回り、新入社員が「安定志向」を強めていることが浮き彫りになった...

「景気拡大などを背景に新卒者の雇用は改善傾向にあり、じっくり企業を見定めて入社したことが、転職希望の低下につながっている面もある」というのが、この終身雇用希望者比率増大の原因らしい。

18~22歳の若者が行う意思決定は大抵間違っている。18歳で結婚しようとすると、よくドラマでも「お前は、まだ若くて社会のことがわかっていない」とか、ワケシリ顔で説教する大人とか、登場するが、同じことが就職にも言える。この年齢のガキがする選択が適切である確率は恐ろしく低い。(「じっくり企業を見定める」というが、そもそも「見定める」眼をもっているのか?)

「安定志向の若者」というのは、既に「若者」ではない。この「安定」は、会社に、そして会社にいる誰かに、自らの運命を委ねる事を意味しており、自らの意思とは無関係に何もかも決められてしまう「不安定」な状態だ。言い換えれば、制約された未来を「安定」と勘違いしている一種の幻想である。

本当に、ゲームを楽しみたいのであれば、鎖を引きちぎって、檻からでてこい...

本日のニュース:侠気がなければ男ではない

世の中には、色々な人がいるが、一緒に仕事をしたい人とか友達になりたい人ってどんな奴なんでしょう?

頭の良い奴、顔の良い奴、愛想の良い奴、すばしっこい奴、金持っている奴、偉そうな奴、見栄を張る奴、逃げる奴、弱い奴、飯を一杯食べる奴、痛風の奴、予言の出来る奴、九九の出来ない奴、鉄道マニアの奴、ラーメンの好きな奴、切手を集めている奴、シルクハットをかぶる奴...まあ、本当に色々。

でも、やはり、侠気(おとこぎ)のある奴ということになるかな。侠気=自分の損得を顧みず弱い者のために力を貸す気性ということだけど、こういう奴と友達になると、例えば君が、借金まみれで高利貸しから追い込みを掛けられた時は、そっと2~3千万円を銀行口座に振り込んでくれるかもしれない。また、ヒットマンに追われているときは、偽造パスポートを、青龍刀を振り回したチャイニーズマフィアに狙われた時は、必殺南斗水鳥拳で追い払ってくれるに違いない。やっぱ侠気だよ、侠気。侠気がなければ、男ではない。

「オトコ気」遺伝子発見 オス誕生のカギ 日本のグループが命名  生物はもともと女性で、男性は女性から変化して生まれた――。生物進化の過程でオスが誕生する鍵となった遺伝子を、日本の研究グループが世界で初めて発見した。 新遺伝子は、OTOKOGI(侠気(おとこぎ))と命名され、19日付の米科学誌カレント・バイオロジーで報告した。 (2006年12月19日 読売新聞)

そう、つまりこのOTOKOGI(侠気(おとこぎ))という遺伝子がないと、オスになれないのだった。

東大の野崎久義助教授(生物科学)らは、神奈川県内の湖で見つけた緑藻「ボルボックス」の新種の雄株から、オス特有の遺伝子OTOKOGIを発見。この遺伝子が、同型配偶するクラミドモナスという緑藻の性を分ける遺伝子から進化し、精子の核にあるたんぱく質を作ることを突き止めた...んだそうだ。
 何やら意味が分からんが、とにかく今回の研究で、OTOKOGIを持たない生物がメスで、OTOKOGIを後から持つようになったオスが生まれた可能性が高いことがわかったのだ。つまり、侠気をもつのが、オスってことなんだな。

「日本人が見つけた男性に最も重要な遺伝子という意味で、侠気と名づけた」~名付け親の野崎助教授は言い放つ(しぶいぜ!!)。この言語感覚は生物化学を専攻させるには惜しい。

普通、OTOKOGIを表現するときって、「男気」って書きませんか?ここで、「侠気」とかいて、「おとこぎ」とルビをふるところが、褌で和太鼓の世界だ。

2006年12月19日

今日のニュースから:本間氏の説明責任って

人間、間違いを起こすことは多々ある。俺など、日々過ちを犯しており、夜寝る前には、罪深い自らを振り返り、悔恨の涙で、枕を濡らすのであった。

実際のところ、過ちは過ちで、説明をしろといわれても、すいませんでしたというしかないことが多い。最近の流行り言葉なのかもしれないが、説明責任。アカウンタビリティの直訳なのだと思うのだけど、本来アカウンタビリティというのは「出資者(行政は住民,企業は株主)に対し,判断できる材料を示して組織の活動や経営の内容を説明する責任を果たす」という意味で、何でもかんでも責任説明なんていわれても困る...と思う。

「女性と宿舎入居、本間会長に説明責任」塩崎官房長官 <広島ホームテレビ>  政府税制調査会の本間正明会長が、国家公務員宿舎に入居資格のない知人の女性と同居していたとされる問題について、塩崎官房長官は、本間会長自身が説明責任を果たすべきだとの考えを示しました...

入居資格のない愛人を、大阪から連れてきて、国家公務員宿舎で、同居している状態を、上手く説明することなんか、貴方できますか?説明責任を果たせといわれても、ありのままに事実を話しをすれば、果たせるのでしょうか、この「説明責任」というものは?

実際、俺はかなり戸惑っている。塩崎君のいう「説明責任」って何なんだ。笑顔がコケティッシュなので、一緒に住んでるんだ!!とか言えばいいのかなあ?

「説明責任」なんていわれると、ただ「御免なさい」では、駄目なんじゃないか?って思ってしまう。でも、本間氏の立場になれば、「すいませんでした、私が間違ってました。そんなに大したことじゃないと思ってましたけど、反省してます。もうしません」くらいしか言えないのでは???

説明責任って、防御の施しようのない過ちを犯した者を、集団裁判の場に引き出すマジックワードと化しているような気がするし、危険な言葉だと思う

2006年12月16日

昨日のニュースから...日本は共産主義国家か?

日本人の最も大きな特徴は、自分達のことを、良かれ悪しかれ「他の国の人とは違ったユニークさを持っている」という意識が強いということ...そういう説が、嘗て「日本人論」大流行のころ、アイロニカルに述べられていたことを思い出した。

自己卑下なのか、何なのか分からないが、「日本人は、こういうところが変だ」的な発言を、当の日本人が、割と言いがち。いうまでもないが、「日本人が」と1億国民を総括りして、その特徴を指摘しようという発想が、かなり大胆不敵で、大雑把すぎ。こういうとき、「我々」と枕詞をつけたりするのも、かなりキテマス。4つしかない血液型で、性格を分類するよりもっと根拠がない。

俺は、身体的特徴(つまり大きい、小さいなど)は別として、気質、性格においては、個人差異のほうが、人種的差異や各国差異のほうが大きいと感じている。不器用で不真面目な日本人(俺のような)もいれば、シャイなアメリカ人も、せっかちなカナダ人も、時間にルーズなドイツ人も、身持ちの堅いイタリア人も、陰気なブラジル人もいるでしょう。

堀江被告、「日本は共産主義国家」 英紙インタビューで -英国【ロンドン/英国 15日 AFP】英フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)紙は15日、ライブドアグループの証券取引法違反罪で公判中の同社前社長、堀江貴文被告(34)とのインタビュー記事を掲載した。堀江被告はインタビューのなかで、日本は「共産主義国家だ」と述べ、自身が逮捕されたのは、嫉妬深い官僚と、メディアという名の「マインドコントローラー」の恨みを買ったためだと主張した...

日本人論に新たな説が登場。「共産主義国家」だったのか?

堀江氏によれば、

「日本は共産主義国家だ。人によっては、日本は世界で最も共産主義的な国だと言うのではないか。表面的には平等な社会が成り立っているように見えるが、実際はそうではない。日本は、共産主義国家が陥りがちな落とし穴にはまってしまったのだと思う。つまり、エリート官僚が、国民にとって正しいこと、最も重要なことを決める国になってしまった」(堀江被告)

堀江氏は、日本ならではの年功序列モデルに従って生きる人々から恨みを買ったことが自身の逮捕につながったと考えていて、He said,
 

「年功序列主義のエリート官僚や、メディアという名の“マインドコントローラー”は、私のように実力で戦おうとする人間を憎んでいるのだと思う」

彼の共産主義国家の定義は、通常とは大きく異なっていて、エリート官僚が一般市民(労働者なのかしら)を支配するというのが、日本という国の図式であり、それを「共産主義国家」と呼んでいる。

しかも、エリート官僚もメディアも、「年功序列」主義で、民衆をマインドコントロールし、彼曰く「実力で戦おうとする人間」を憎んでいる。そして、この憎しみから、彼は、警察に逮捕されるに至った...らしい。

年功序列主義と実力主義の対立構造など、社会的には顕在化していないのでは?それは対立構造というより、AからBへと移行するような関係。少なくとも「証券取引法違反」による「逮捕」とは、全然関係ない。「エリート官僚が、民衆を支配」というのも、確かに官僚の権力は絶大だが、支配、被支配の関係にはないでしょう。

彼の言っている「実力」って何なのだろう?公判では、経営に関しては知識もノウハウもなく、部下に無視されてきたし、権限もなかった...と自ら述べていた。そういう状態って、少なくとも、ビジネスの世界では、「実力がない」と表現するのが妥当ではないのか

頼むから、外国紙に、日本への偏見を助長するような発言は、止めて欲しい。そもそも、彼の発言は、事実認識も、自己認識も、社会認識も、全てが誤っているような気がするのだが...。俺のほうが、おかしいのだろうか?

2006年12月15日

サイエンスニュース:空を飛ぶ最古の哺乳類は、もろモモンガ

俺は、完全な文系の人間で、所謂自然科学系には、とんと弱かったりする。

社会にでる前は、非常にアーティスティクかつクオリテイティブな業務(つまり、数字や技術を扱わない、「そうそう、そ~んな感じ」って言っておけば、なんとかなる仕事)をするものだと思っていた。

なのに、経理を7年間もやってしまうし、技術が売りの弊社のような会社の社長をする破目に陥ったりするのは、不思議だ。でも、経理も弊社も、やってみれば面白いので、自分で考える適性なんて、あまり当てにはならない。

フレッシュアイNEWSWATCHという、弊社のニュースサービスは、現在1万1千分類に、ニュースやらブログやら20~30万記事/日をカテゴライズして表示しているわけだが、一番興味深く見るのは、サイエンスというトピック。

空飛ぶ哺乳類 最古の化石見つかる 中国・内モンゴルで 2006年12月14日朝日新聞

グライダーのように空を飛ぶ最古の哺乳類(ほにゅうるい)の化石が、中国・内モンゴル自治区の1億2500万年以上前の地層から見つかった...

この発見は、哺乳類が鳥類とほぼ同じ時期に空を飛び始めたことを意味するらしい。
この化石の全長は、12~14センチ、体重約70グラム。長い手足と空を飛ぶための皮(飛膜)を持っている。

空を飛ぶための飛膜により、グライダーのように飛ぶ動物といえば、思いつくのは、モモンガなわけだが、この記事に掲載されている、出所「ネイチャー」の想像図が、かなりおかしい。だって、モモンガみたいではなくて、どこからどう見ても、「モモンガ」そのままじゃん。

1億2千500万年前の動物なのだから、何か違うところもあるに違いないのだが、この想像図を書いた人は、締め切りが迫っていたのか、想像力の欠如なのか、もろ「モモンガ」

勿論、俺がサイエンスの記事を読むのは、こういう上げ足取りをするためではなく、イマジネーションをかきたてられる記事が多い為。

最近のサイエンスニュースで、心ひきつけられたのが、「流星群」。しかも、同じ日に、ふたご座流星群としし座流星群が来る。この「流星群」という響きに、なんとも、はかなくも凛としたものを感じるのは、俺だけでしょうか?一時間あたり、数十、数百の流星が落下する様を、想像してみる。
漆黒のキャンバスに、鋭く走る光線が、抽象画を描くかのような、かなりスペクタクル情景を、思い描いているのだが、実際はどんな感じなのだろう?
ちょっとワクワクする。

2006年12月14日

師走のニュース:おせち料理を買ってどうする?

私事で何だが、今年は色々あったせいか、一年の疲れがど~んと押し寄せるのを感じる。

提携先候補との交渉の日々、東芝からヤフーへの親会社の変更、ヤフーとの提携、幾つかの不幸事…等、本当に、慌しい一年。
とはいっても、まだ今年中にやらなくてはいけないと思う事も多く、ヨレヨレの感じだが、仕事納めの日まで完全燃焼したい。

俺は、一年という区切りを非常に大切にする性質で、夏休みは未だに取れていないのだが、冬休みは毎回ばっちり取って、地元に帰ることとしている。地元では、学生時代の友人と飲んだり、親戚で飲んだり…つまりずっと飲んで、他愛のない話しをして、ニコニコしている。以前は、親戚30~40人くらい元旦に集まって、各家庭で、おせち料理を持ち寄って、飲んで、食べて、花札して…楽しかったなあ。

その当時、俺の大晦日の仕事は、刺身のつまである、大根の細切りを、けん突き機で山のように作ること。うちの母は、日がな一日天ぷらを揚げていたような、記憶がある。(周囲の人間から、天ぷらの名手とか言われて、調子に乗っている状態)

ワールドファミリー社で調査したおせち料理に関するアンケート結果 回答者約669人のうち343人と半分以上が「おせち料理を作ったことがない」と回答しています。「全部作っている」(37人)、「一部作っている」(151人)を大きく上回り、「おせち料理は買う時代」となっていることを裏付けています。

〔質問〕おせち料理、作ってる? 〔実施期間〕2006年11月14日〜20日
・作ったことがない  343人(51.3%)
・独身時代は作っていた  52 人(7.8%)
・結婚当初は作っていた  40 人(6.0%)
・子供が出来た今も全部作っている  37 人(5.5%)
・子供が出来た今は一部の料理のみ作っている  151人(22.6%)
・いつも買っている  46 人(6.9%)

な、なんと、おせちって作るのでなくて、「買う時代」なのね。半分は、作ったことがない…衝撃的な話だ。どういうことか、意味が分からない。

で、書いているうちに段々記憶がリフレッシュしてきたのだが、我が一族の正月に食していたものは、もしかすると、「おせち料理」というような、生易しいものではなかったかもしれない…。一応、黒豆や伊達巻のスタンダードな品目もあるのは、あるのだが、こういうのは、所詮箸休めに過ぎない。

本ブリ一本ご持参で刺身にする、車海老を箱で購入して踊り食いする、大量の雲丹、北海道から取れたてのカニ大量直送、大量の数の子、大量の天ぷら、大量の白和えなど、とにかく、キーワードは「大量」。

正月近づくと、各家庭で、何を”仕入れ”て持参するのか…という情報が次第に明らかになっていくドライブ感がたまらない。
気合の入りかたが、尋常ではなかった。全盛期は、一族で午前10時から午後8時くらいまで、ノンストップで飲んで食って…今考えると信じられない。

デパートで、ちまちましたおせち料理なんか買って、マンションで、しょぼしょぼ食べて、何処が正月じゃ。山海の珍味をド~ンとてんこ盛りにして、大勢でガ~ンと食って、バ~ンと飲んで、初めて正月でしょ…。紅白の蒲鉾なんて、食べている場合ではない!!と斯様に思うわけなのだが、皆様いかがでしょう。

おせち料理のニュースはこちら

2006年12月12日

必修科目未履修問題~真の総合学習とは??

毎日ブログを書いているが、文章を書くこと自体、ビジネス文書を除けば、これまで殆どなかった。

実際、15分間、無呼吸で全力疾走するように、一生懸命書いているのだが、どうしても上手く書けない。明治、大正、昭和初期の若者は、例え無名の一兵士であっても、信じ難いほど深みのある端正な文を書き残している。それに引き換え、何故、こんなに軽佻な、含蓄のない文章しか書けないのか?

先日、友人と酒を飲んでいるときに、その回答らしきものを得た。団塊の世代以降の人間には、ある種、きちんとした文章を書くのに必須な教養が欠如しているのではないか?端的に言うと、
1)我々は、歴史を充分に学んでいない
2)我々は、漢籍に親しむことがなかった
3)我々は、哲学を学ぶことがなかった…ということが、根本原因ではないかと思うわけである。旧制中学、旧制高校で学んだ先達は、こういう難解なものを、当然のように学んだ経験があるため、こなれた味わい深い文章をものに出来る…?

しかるに、勉強=受験勉強という捉え方しかできない、我々世代は、日本史と世界史を両方やるなんて、東大受験をする人を除けば、狂気の沙汰であるし、漢文はセンター試験でいえば、20点/1000点満点という配点なので、適当にやってしまうし、哲学にいたっては、「カント=ドイツ観念論哲学の祖…以上」のようなことを覚えているのみ。

つまり、知的格闘の度合いと密度が全く違う。


「総合学習」の時間に受験教科 約30の都立高
2006年12月12日15時31分 朝日新聞

 東京都立の約30の高校で、「総合的な学習の時間」を受験対策に充てたり、「理科総合」の授業で教科書を使わなかったりしていたことが都教育委員会の調べで分かった。都教委は「履修漏れには当たらないが、好ましいことではない」として、近く文書で改善指導をする。

 都教委によると、約20校で、総合学習の時間で、英語や数学といった受験教科の問題を解いたり、英語のリスニングを練習したりしていた。また、約10校では、物理と化学、または生物と地学を教える必要がある理科総合で、1科目だけを教えたり教科書を使わずに授業をしたりしていた。

 都教委は、「学習指導要領が教科の内容を一部省略したり、発展的な内容を教えたりすることを認めていることから、こうした拡大解釈につながったようだ」と指摘。しかし「まったく授業をしていないわけではない」として、履修漏れには該当しないと判断した。

 伊吹文部科学相は12日の閣議後会見で、事実関係を調べるよう指示したことを明らかにした。そのうえで「グレーゾーンみたいなところで、にわかに結論は出しにくい。総合学習の枠の中で工夫してやっていたのであれば、違法ではない」と述べた。

真の総合学習とは、知と向き合うことであり、圧倒されつつも、戦いを挑むことである。決して、地域の働くオジサンに話しを聞きましょうなどというものではない。(そういうのも必要だが)また、未熟なアホ同士で討論することでもない。孤独に、なかなか理解できない、深遠なる思想を飲み込もうとすること。

文部省方針の重要な項目は、「真の国際人」育成という奴だし、多くの高校や大学でも、標榜している。具体的な「真の国際人養成」の手段が、外国人教師や海外留学制度だったりするのが、おちだ。 意味のないことばかりペラペラ、美しい発音で喋る帰国子女のネエチャン&アンチャンのどこが、国際人ちゅうねん?歴史と哲学を語れない国際人(人種、国籍を超えて、リスペクトを受けるに足る知識、教養、人格の持ち主…というのが正しい定義で、外国語が話せるとかいうのは、無関係な話だ)などいないでしょ。

戦後教育というのは、亡国的スキームである。今回の履修科目不足は、教育現場の荒廃をシンボリックに示している。

ブログを、毎日書いて、唯一良かったことは、自分が無教養であることに(しかも、かなり深刻に)気付いたこと。濫読をやめ、ブログのネタを探す為に新書を読むのもやめ、来年からは、哲学と歴史と漢文と古典しか読まないことを決意するのであった。(ちょっと遅すぎるのかもしれないけど)

先生の負担は重いのか?

俺の卒業した高校は、古い学校で、どういう人事が為されているか首をひねりたくなるのだが、俺のお袋を教えた教師がまだ、教えていた。(親子二代で、同じ教師に現国と体育を学んだ。現国の教師の奥さんは、俺の母親の同級生)

この高校は、非常に自由な校風。通常と違うのは、自由なのは生徒でなくて、教師であるということ。一年の担任は、空きコマになると、例え一時限目であったとしても、テニスをしていた。(デビスカッププレーヤーと言われていた)
また、「僕が授業で喋ったことはテストにはでません」といいつつ、プライベイトな旅行の話しをする地理教師。50分間、ノンストップで早口で喋りまくる英文法の先生(「壊れたテープレコーダー」といわれていた)「ラッセルは、ラッセル車を発明したので有名です」みたいな笑えない冗談を連発する、リーダー。

つまり、教師の皆さんは、勝手気ままに授業をし、生徒が理解しているかどうかには、殆どご興味がないようだった。俺が、大学受験で失敗したのは、一重にこのような授業をうけていたからに違いない。授業を受けずに、同じ時間を図書館で自習をしていたら(一年のときから)、少なくとも浪人はしていないと確信できる。


「先生の負担」で意識の差/保護者は肯定否定割れる
2006/12/11 21:59四国新聞

「やりがいはあるが忙しく負担が重い」と多くの小中学校教員が考えているのに対し、保護者は「負担の重さ」に関する意見が肯定と否定に分かれていることが11日、両者を対象にした文部科学省の意識調査の中間報告で明らかになった。

調査は10月、全国354の公立小中学校で行い、校長を含めた教員約8000人と保護者約6700人が回答。質問に肯定的な方から順に5-1点の5段階で回答してもらい平均点を算出した。

 教員では「やりがいを感じている」が4・23点、「誇りを持っている」が4・27点と仕事への充実感や満足感が高い一方で、「残業が多い」が4・41点、「以前より忙しくなった気がする」が4・30点と負担の重さも浮かび上がった。

 これに対し、保護者では、教員の負担の重さに関する質問への回答が分かれ、「先生は忙しくなった」が3・05点、「仕事は難しくなった」が3・21点と中間点に近い結果となった。

一部の教師の皆さんは、授業に、クラブ活動にと、非常に多忙で、頭が下がる。しか~し、殆どの先生は、一般企業のノリから言うと、全然暇そうである。夏休み、冬休み、春休みがあって、週休二日で、どこが忙しいねん?と言いたい。(その時間を、授業研究に充てているとでもいうのか?)

もう一つの問題は、彼らは、自分の仕事を誰にもチェックされないので、どんな酷い授業をしても、毎日過ごしていける。(迷惑を被るのは、生徒)この状態では、余程、志が高くなければ、ドンドンスポイルされていくに違いない。「誇りを持っている」が4・27点と仕事への充実感や満足感が高い…らしいが、一体、その充実感や満足感は,何を尺度にしているのか?

大学卒業した直後の若者など、どの職場でも、殆ど使い物にならない。先輩や上司に色々教えてもらいながら、社会常識やスキルを身につけていき、数年経過して、やっとまあまあの仕事が出来るというのが普通。大学卒業した時点では、一般企業に就職した学生も、教師になった人もレベルは、ほぼ同じと考えると、その後ソーシャライゼイションの洗礼を受けずに、ノーチェックのまま、職業生活を送ると、どうなってしまうのか…

2006年12月08日

ある都知事候補について

「宣戦布告.net」という物騒な名前がついた著名人の公式ホームページがある。

その中に、その著名人の「名言集」というコーナーを見つけた。以下は、その抜粋。

いつの間にか日本は、国家としての意思表示を欠き、世界中のどこからも疎んぜられる「商人国家」に成り下がってしまった アメリカのむちゃな要求には「NO」と言えばよい

韓国、台湾、シンガポールなど経済がうまくいっている国々は、日本が戦前に統治したことのあるところばかりです

アメリカの景気のほうがいいのは、日本から毎年毎年回っていく金で潤っているからにほかならない

いつまでもいたずらにアメリカの収奪を許している必要がいったいどこにあるというのか

国家というだけで、ナショナリスト、と身構えるような国は日本の他には絶対にない

死の予感に晒され苛まれることのない男とは、つまり、自らの愛するもののために、場合によっては生命を賭した闘うべき義務責任を負わぬ男でしかない

「名言集」と自ら言うくらいだから、これは彼自身の思想を正確に伝えていると考えていいのだろう。印象としては、国家主義的であり、反米的であり、「男たるもの」というマッチョな感じ、またナルシストの香りもする。率直に言って、暑苦しい。

また、彼のここまでの言動をWIKIPEDIAから事実と思われるものを抜粋したのが以下。

1970年代のネッシーブーム時に、「ネッシー探検隊」を結成し隊長としてネス湖に赴むく。

堀江謙一の冒険航海成功を週刊誌の対談記事でペテン呼ばわり。

1963年頃大相撲の横綱柏戸のカド番からの再起優勝を「八百長」と発言。

ヨットレース参加中、弟が緊急入院した報を聞き、海上自衛隊の飛行艇を父島まで呼び寄せて帰京。

宮崎県にあったリニア実験線を「豚小屋と鶏小屋の間を走っているようでは、日本のリニアの技術を世界に誇れない」と発言、地元からの批判を受けすぐに陳謝。

在日米軍を「番犬」呼ばわりして当時在日米軍の米政府責任者を激怒させる。後に謝罪。

不法入国している外国人に対し「少なくとも東京からは全員叩き出す」とし、増加している在日外国人、不法滞在の外国人による凶悪犯罪について摘発、治安対策に力を入れている。

『産經新聞』2001年5月8日号で、中国人犯罪について「民族的DNAを表示するような犯罪が蔓延することでやがて日本社会全体の資質が変えられていく恐れが無しとはしまい」と主張。中国人が凶悪犯罪を起こす民族性を持つとした上、これを遺伝的であるかのように発言。

「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なる物はババア。」と発言し(『週刊女性』2001年11月6日号)、批判を浴びる。

日韓併合を韓国の人も望んでいたと発言したこともある。

東京都立大学から首都大学東京への改組をトップダウン方式で進めたため、大学教員側との議論を無視するものとの反発を受ける。更にその際、仏文専攻を廃止するに当たって、フランス語の70~99の言い方が十進法に基づくものでない(二十進法を使用)ことから「フランス語は数も勘定できない言葉だから国際語として失格」と発言。

学校の入卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱を実質的に義務づけ、従わない教職員はもちろん、従わない生徒の出た教職員も処分され、代用教員は職を追われた。

2003年11月1日に、中国が、有人宇宙船の打ち上げに成功したことについて、「中国人は無知だから『アイヤー』と喜んでいる。あんなものは時代遅れ。日本がやろうと思ったら1年でできる」と述べた。

2006年11月10日、いじめによる自殺がマスコミに取り上げられ続けているさなか、「自分で闘ったらいい。ファイティングスピリットがなければ、一生どこに行ってもいじめられる」と発言した。

新進・若手芸術家の育成を図る目的で「トーキョーワンダーサイト」を設立。他の都の文化施設では予算を4~5割減らされているが、トーキョーワンダーサイトだけは予算が8倍以上増え、現在最も多額の予算を割り当てられている文化施設となっている。しかも家族や知人を運営に参画させたり事業計画・予算決算が不透明であるなど、公私混同の疑いを指摘されている。

2006年11月、日本共産党の都議団から、海外出張旅費の支出が条例の規定を大幅に上回る多額であること、それらが私的観光で妻の旅費も公費で負担させていたこと、それと四男が都の外郭団体の委嘱を受けて海外旅行をしたことについて、トーキョーワンダーサイトの問題も含め「不明瞭な支出、同族経営」と批判を受ける。

とにかく問題の多い攻撃的発言が多い。しかも根拠がなかったり、差別的であったり、偏見だったり…。
一本筋が通っているのかと思えば、批判されて、結局謝罪するということもある。
公私混同は、過去から現在に至るまで、繰り返しており、都合の悪い時には嘘をつく。目立つことが大好きで、パフォーマンス好き。 お金持ちに違いないのに、妻と息子の旅費を公費で落とすなど、みみっちいところもある。

オリンピック招致、首都大学東京設立、国歌斉唱・国旗掲揚の実質的義務付け、横田基地の軍民共用化推進などの政策も、どこか一貫性を欠く印象がある。キャッチをつけるとしたら、「オレのオレによるオレとオレの近親者の為の都政」?

彼、石原慎太郎都知事は、次期都知事として相応しい人物なのだろうか?任期を全うすると79歳になる無意味に攻撃的な老人に、もう4年都政をお任せする度胸があるのか東京人?
渡哲也、舘ひろしなどによるド派手な選挙運動が行われるのだろうが、見物するのは良いとして、投票の時には、クールによ~く考えてみよう(よ~く考えたら、俺は神奈川県民なので、全然関係なかったけど)

石原慎太郎関連最新のニュースはこちら

人類は他の惑星に入植すべきなのか?

大学卒業後入社したのは、財閥系企業の子会社で、古い会社だった。新入社員のときに、社長だったか副社長だったか、とにかく本社のお偉いさんが、「一杯のかけそば」に甚く感動したらしい。そして、それは「商いの道」にも通じると考えたらしく、何故そう思ったかは謎だが、全社員が読むようにと、ファックスが全工場に送られた。

因みに「一杯のかけそば」は…

WIKIPEDIA ある年の大晦日の晩、札幌の「北海亭」という蕎麦屋に子供を二人連れた貧相な女性が現れる。閉店間際だと店主が母子に告げるが、どうしても蕎麦が食べたいと母親が言い、店主は仕方なく母子を店内に入れる。店内に入ると、母親が「かけそばを一杯頂きたい(3人で一杯食べる)」と言ったが、主人は母子を想い内緒で1.5人前の蕎麦を茹でた。そして母子は出された一杯(一杯半)のかけそばをおいしそうに分けあって食べた。この母子は事故で父親を亡くし、大晦日の日に父親の好きだった北海亭のかけそばを食べに来ることが年に一回だけの贅沢だったのだ。 翌年の大晦日も一杯、翌々年の大晦日は二杯、母子はかけそばを頼みにきた。北海亭の主人夫婦はいつしか、毎年大晦日にかけそばを注文する母子が来るのが楽しみになった。しかし、ある年から母子は来なくなってしまった。それでも主人夫婦は母子を待ち続け、そして十数年後のある日母とすっかり大きくなった息子二人が再び「北海亭」に現れる。子供達は就職してすっかり立派な大人となり、母子三人でかけそばを三杯頼んだ。

という話しで、その当時日本で空前のブームになった。
で、部長は朝礼で紹介するは、主任は、この作品の素晴らしさを語るは、というような具合になった。俺は、その当時から現在に至るまで、くだらないことに迎合できない性質で、回覧されてきたコピーを、即丸めてゴミ箱にすててしまったら、ひどく怒られた。

結局、筆者が、詐欺を犯していたり、実話ではなく作り話だという噂もあり、この狂騒もあっけなく終焉を迎えたのであった。
本社のお偉いさんが、何か言えば、40や50にもなったオッサンが、こういうプアーな人情話をあたかも、紅衛兵が毛沢東語録をおしいただくが如く、ほめそやす。つまり、何を言うかより、誰が言うかの方が重要ということは、よくあるし、大体不条理なことが多い。
 

[ロンドン 30日 ロイター] 「車椅子の物理学者」として著名なスティーブン・ホーキンス博士が、人類は将来、他の太陽系のある惑星に入植すべきだと語った。
ホーキング博士は30日のBBCラジオに出演し、将来、惑星衝突や核戦争などの大災害により人類が滅亡の危機にさらされる可能性があることを指摘。その解決策として、宇宙に飛び立ち他の惑星で入植することで、人類の安全を図ることができると述べた。
その一方で、従来の化学燃料ロケットで入植に適した惑星に辿り着くまでには、5万年はかかる、としている。
© Reuters 2006. All Rights Reserved.

ホーキンス君の論旨は、
1.人類は滅亡の危機にさらされる可能性が高い
2.解決策は、宇宙に飛び立ち他の惑星に入植すること
3.今の技術だと、入植に適した惑星につくまで5万年かかる…ということなのだが...うちの息子も、小学校低学年のときは同じようなことは言っていたぞ。

1に対する解決策が、いきなり2か?でも2は、3によれば不可能~そりゃそうだろう。大体、入植に適した惑星ってどこ?(M78か?)

ドクター中松が同じことを言ったら、皆一笑に付すに違いない。(中松先生ごめんなさい)でも、ホーキンス博士がいうと、真面目に茶化すこともなく、皆フムフムとうなづいたりするのではないか。

やはり、ここは、「それで、どうした?」と、全世界的にツッコムべきだと俺は思う。


2006年12月07日

最近のニュース:禁煙を巡る冒険

以前勤めていた会社のアメリカ本社は、とても寒かった。2月に出張した時など、気温は零下5~10度。

それでも、俺は、暖かいオフィスを飛び出し、中庭の一角を目指すのだった~スモーキングエリア。
もう既に仲間達が、凍えながら煙草を吸っている。

「ジム、今時、煙草をすうなんて、野蛮人か、お前は?」「お前こそ、わざわざ極東の島国からやってきて、零下5度の中、一服か?ご苦労なこった」

俺達は、ハイタッチを交わした後、高らかに笑いあうのであった。スモーカーには、国境もない、人種もない、差別もない、テポドンもない。俺達は、仲間だ、連帯だ、世界平和だ、We are the worldだ。

ゲットーのように、ノンスモーカーから隔離された狭く、寒々としたスモーカーエリアには、暖かい人情が満ちている。ニューイングランドの空は、どこまでも青く、澄んでいる…なんて悠長な事を言っていると、凍死しそうな位寒い。

今年は4人に1人が禁煙に挑戦、53%はすでに継続を断念 2006年12月06日 17時21分 日経BP

ノバルティス ファーマは12月6日、喫煙者を対象に、禁煙についてアンケート調査した結果を発表した。それによると、2006年は24%が禁煙を試みたが、そのうち53%がすでに継続を断念したという。

禁煙を試みた人の60%は、そのきっかけとして7月のタバコ増税を挙げた。「健康もさることながら、経済的理由が禁煙を決心させる重要な要素であることがうかがえる」(同社)

禁煙を試みた人に、その方法を尋ねたところ、「気合とガマン」という回答が50%で最も多く、「水を飲んだり、ガムを噛んで気を紛らわした」が43%とこれに次いだ。

半数以上がすでに禁煙の継続を断念したが、その時期を聞くと「始めてから1カ月以内」という回答が52.0%で最も多く、以下「1カ月以上2カ月以内」(27.8%)、「3カ月~5カ月」(15.7%)と続いた。

禁煙の継続を断念した理由については、「仕事のストレスで吸ってしまった」という回答が55%で最も多く、これに「吸いたい衝動が抑えきれなかった」(51%)、「1本位は大丈夫と考え吸ってしまった」(37%)と続いた。なお、禁煙を断念した人の95%は「いずれ禁煙したい」という意欲を持ち続けている

4人に一人が禁煙を試みている。既に半分は、禁煙を断念している。断念の理由が、、「仕事のストレスで吸ってしまった」という回答が55%で最も多く、これに「吸いたい衝動が抑えきれなかった」(51%)。

俺の思うに、こういう転びバテレンみたいなのが、一番情けない。煙草をすうのなら、胸を張って吸え。禁煙できない理由を、「仕事のストレス」のせいにするな。「吸いたい衝動が抑えきれなかった」なんていうのは、「俺は意志薄弱で、どうしようもない奴です」とカミングアウトしているようなものだ。

受動喫煙「悪くない」記事で 週刊現代がポストに噛み付く 2006/11/29 JCASTニュース

「受動喫煙は子供の発がん率下げるはウソだった!」。そんな刺激的な見出しを掲げ、「週刊現代」が「週刊ポスト」に噛み付いた。問題となったのは「週刊ポスト」2006年11月17日号の「受動喫煙は子供の発がん率を低下させる」という特集。記事の狙いは行き過ぎた禁煙・分煙ブームに一石を投じるというものだったが、日本禁煙学会が「週刊ポスト」に厳重抗議するなど騒動になっている。

「週刊現代」が「週刊ポスト」の記事にかみついた 「週刊ポスト」の記事は「定説『健康に悪影響は嘘!?』」という見出しで始まり、世界保健機関(WHO)付属機関の国際がん研究機関(IARC)とカリフォルニア州立大学の研究チームが調査した「大規模疫学調査結果」の二つのデータを使い、岐阜大学医学部高岡健助教授の解説を基に書き進められている。それらの統計結果から、「成人同士の受動喫煙の影響はなく、肺がんの発がん率を高めない」。そればかりか、「両親がヘビースモーカーの場合でも、子供時代の受動喫煙は肺がんの発がん率を低下させる」という驚くべきことがわかったのだという。

日本禁煙学会も「週刊ポスト」に厳重抗議
IARCの研究は1988年から1994年までの7年間をかけ、欧州7ヶ国で650人の肺がん患者と1542人の健常者を比較したものだという。また州立大学の研究はカリフォルニア在住の配偶者が喫煙者だが、自分は全く喫煙しない35,561人を抽出し、1960年から1988年の39年間にわたって追跡調査したもの。
高岡助教授は、「(これら研究結果を)公表しなかったのはWHOにとって都合の悪いデータだったからだと思われます」「こうしたデータを議論の俎上に上げないまま、禁煙政策を推し進める風潮には反対です」と誌面でコメントしている。

「週刊現代」は06年12月9日号で、「週刊ポストを一読して、なんだこのデタラメな記事は、と驚きました」という日本禁煙学会理事のコメントを記事の冒頭に掲載し、「とんでもない誤報」と「週刊ポスト」に噛み付いた。日本禁煙学会も「週刊ポスト」に厳重抗議し、謝罪と責任者の処分、取材過程の公表と訂正記事の掲載を求め、徹底的に戦う、とコメントしている。

いったい「週刊ポスト」の記事のどこが「誤報」なのか。「調査は実在し、ポストが指摘するような数値は出ています」との日本禁煙学会側のコメントもある。しかし、(1)IARCの調査対象人数が650と少なく、この程度だと実態と逆の結果が出ることがあり、これがそうしたケース(2)これまでの他のデータは、受動喫煙は害がある、が大部分(3)カリフォルニアの大規模疫学調査結果は「ウサン臭い」と批判された有名なデータであり、しかも受動喫煙が起こす病気で一番多いのは肺がんではなく心筋梗塞――が「誤報」の根拠だという。

「喫煙について様々な議論があるのが当然」
さらに、ポストに掲載されているデータは高岡助教授がコメントしたような「隠蔽」されたものではない、と説明する。

確かに、受動喫煙は体に悪いが私達のこれまでの「常識」。ましてや子供の肺がん率を低下させるなどというのは信じられない。「週刊現代」が、「週刊ポスト」に見解を求めたところ、「客観的なデータを紹介したものであり、日本禁煙協会から『事実誤認』と指摘されるような性質のものではありません」と回答したことが誌面に載っている。

それでは、一方の主役である高岡助教授は、何を考えこのデータを紹介したのか。高岡助教授はこれまで「週刊現代」を含め多くのマスコミに「ノーコメント」を貫いているが、J-CASTニュースにはコメントを寄せてくれた。高岡助教授の専門は児童青年精神医学、精神病理学などで、雑誌「精神医療」(批評社)の編集委員でもある。

「世の中は禁煙へと一方的に流れています。私はそんな社会風潮に疑問を持っていて、むしろ喫煙についての様々な議論がたくさんあるのが当然と考えています。だから、こうした風潮に一石を投じたいと。それでデータを紹介したわけなんです」。
ところで、「高岡先生はタバコを吸うんですか?」とJ-CASTニュースが質問すると、


「私はタバコを吸いますが…いや、今回のことは決して私的な感情でやっているのではなく、あくまで客観的にデータを出して、客観的にまっとうな議論をしてもらおうということなんです」
と答えた。高岡助教授はタバコの害に関する自分の見解、研究をまとめた本の執筆を始める予定だ。

世の中の流れは、禁煙に一方的に流れているという認識は、高岡教授と同じ。しかし、そういう社会風潮には、全く疑問を感じない。体に悪いのは、悪いに違いないだろうし、受動喫煙も、健康にはよくないであろう。よって、スモーカーには、世間様に迷惑をかけず、かつ超然と、美しく煙草を吸うことが求められる。そういう、雄雄しいスモーカーでありたいと俺は思うのであった。

最新の禁煙に関するニュースはこちらでみてね

2006年12月05日

「ひよ子」の立体商標ってなんだっけ?

俺は、日本でも有数の都市である下関出身。下関は、三韓征伐のおり、豊浦宮がおかれた場所である。つまり、その当時の都。俺の抑えても抑えきれないノーブルな佇まいは、こういう雅な地域で生まれ育ったからに違いない。

現在では、超近代テクノシティに変身し、世界最大のショッピングモールである「シーモール下関」が、駅前に、その威容をみせている…まあ、これ位でいいか?

さて、この地域で育った子供が一度は、悩んだことがあるのは、「ひよ子」を頭から食べるか、お尻から食べるかということ。因みに、俺は、「お尻から派」で、やはりいきなり頭から食べるのは、耐えられない。今でも必ず、お尻から、食べて、最後に「ごめんね」と「ひよ子」の瞳に話しかけて、頭を食べる。

「ひよ子」の立体商標はダメ 知財高裁判決 2006/11/30 JCASTニュース

福岡市の菓子メーカー「ひよ子」が特許庁に登録していた鳥形まんじゅう「ひよ子」の立体商標の取り消しを求める訴訟の判決が2006年11月29日、知的財産高裁であった。中野哲弘裁判長は「(ひよ子が登録した)立体商標それ自体は、未だ全国的な周知性を獲得するまでには至っていない」として、立体商標を認めた特許庁の審決を取り消した。この訴訟は、ひよ子と同じ福岡市にある菓子会社・二鶴堂が提訴したもの。
立体商標は、特別な形をした人形や看板などに関する商標で、1996年の商標法改正で認められるようになった。これまでに登録された立体商標としては、不二家の「ペコちゃん人形」やケンタッキー・フライドチキンの「カーネル・サンダース人形」などがある。今回の判決で知財高裁は、「ひよ子」が伝統的な鳥形の和菓子を踏まえた単純でありふれた形の菓子であり、同じような鳥形の菓子が全国各地で多数販売されているとして、「ひよ子」の形状には他の商品との「識別力」がなく、立体商標登録の要件をみたしていないと判断した。

つまり、
1)立体商標という概念自体が、周知性(周知+性っていうのは、始めて聞く言葉だ。へんなの)を獲得していない
2)鳥形の和菓子を踏まえた単純でありふれた形の菓子であり、形状に他商品との「識別力」がなく、立体商標登録の要件をみたしていない

というのが判決理由のようだ。ロジック的には、実は1)で、話は終わっている。その上で、「識別力」という要件を満たしていないといっている。認めていない立体商標自体の「要件」に言及してどうする?

下関で生まれ育った俺にとって、お隣の県である福岡の「ひよ子」は、非常にユニークな商品である。ただ、そのユニークさは非常に微妙。立体商標登録という形式でプロテクトしなければならない類のものではない気がする。何十年も変わらないパッケージ、味、顔つき、絶妙のフォルム…そういうものの総合体として、ユニークなのでは…と思うのである。

類似鳥形饅頭が並んでいても、間違いなく「ひよ子」を選ぶだろう。
俺にとって、「ひよ子」を食べるのは、昔の思い出に浸るのと、ほぼ同義だから。

2006年12月04日

近未来通信問題に思うこと

採用面接のとき、出来るだけリスクを詳しく喋ることにしている。ベンチャー企業は、固有のリスクをもっていて、例えば、キャッシュアウト、組織が未成熟&流動的など。

これが、ITベンチャーになると、想定できない外的変化~急激な技術革新や強力な競合相手の参入などもあり、更にリスク係数が上昇する。成功者と失敗者をわけるのは、運がかなりのパーセンテージを占める。(成功した企業は、滔々とビジネスモデル自慢をするが、彼らにしても恐らく確信はなかったはず)

ここまで説明し、ご納得頂き入社しても、「社内の仕組みがなってない」なんてほざいて辞める人も過去にいたりして。ホント、泣いてもいいか?

詐欺の疑いで近未来通信を捜索 警視庁

 インターネットを利用したIP電話事業を手がけると宣伝していた「近未来通信」(東京都中央区)が事業の実体がないのに投資家から資金を集めていた疑いがもたれている事件で、警視庁捜査二課は4日、詐欺の疑いで、同社の本社や中部支店(名古屋市中村区)、石井優社長(50)の自宅(川崎市)など全国の約20カ所を家宅捜索した。被害対策弁護団が「全国3000人から約400億円をだまし取った」と指摘してきた巨額投資話に捜査のメスが入った。

 調べによると、石井社長らは、事業実体がなくて配当を支払う能力がないのに月々の収益を支払うと偽り、今年8月から9月にかけ、岐阜県の30代の男性から千数百万円をだまし取った疑い。

 インターネットに電話回線をつなぐ中継局の設置経費として最低1100万円を投資家に支払わせ、「利用者の通話料から投資の1年後には毎月100万円近い配当金が得られる」「投資額は2、3年で回収できる」としていた。実際には通話料収入による配当ではなく、別の投資家から集めた資金を配当に回していた自転車操業の可能性が高いという。
 2005年7月期売上高181億円のうち、通信事業で得た収入は3億円程度とされている。

 <近未来通信> 1997年に毛皮や宝石の販売会社として設立し、2002年にIPテレビ電話事業の宣伝を開始。総務省の立ち入り検査で、通信事業の実体がほとんどなかったと判明し、今年9月から配当が滞り始め、11月に本社と支店、関連会社がほぼ閉鎖状態となった。<中日新聞>

近未来通信の記事を読んで複雑な思いをもった。

勿論、悪いのは近未来通信という会社で、事業実体がないのに、多額の金を投資させたということは、詐欺なのであろう。しかし、詐欺の手口としては、イージー過ぎないか?

IT業界における、2~3年は、例えば鋳物会社の15年~20年に相当する。そういう観点から言えば、「投資額(1千万円以上/投資家)は2、3年で回収できる」ということを聞いた段階で、かなり怪しげな話しであることがわかる。(そんな事が確約できるのは、ノストラダムスだけである)

また、「利用者の通話料から投資の1年後には毎月100万円近い配当金が得られる」ということが、本当に堅いシナリオであれば、彼らは、VCなどから投資を引き出すことができるので、3000人に及ぶ小口投資家からせっせと集める必要など元々ない…でしょう。

結論から言うと、理詰めに冷静にこれらファクターを考えれば、この話しには、絶対乗らない。(報道によれば、退職金や年金などを使ってしまったお年寄りなども被害者のなかにはいらっしゃるとのことで、胸が痛む)

それにしても、3000人も、この手の与太話に引っかけ、400億円も集金してしまったというのは、凄い。
どれだけ、悪魔的なプレゼンをするのだろうか?
先日、プレゼンをしていて、真正面に座った若者を熟睡させてしまった俺としては、少し興味がある。(1メートルも離れていないところから、説明しているのに、5分くらいで、眠りに誘うというのは、流石に落ち込む)


驚くべき事件ファイル①入れ墨かっ

会社に勤めていたら、一度や二度は辞めたくなったりすることもある。会社を退職するのは、当然の事ながら、勤労者の権利である。

とはいえ、この権利すら脅かされることがある…らしい。

退職希望社員に無理やり入れ墨…会社社長逮捕 ◆ 警視庁高井戸署 ◆

 警視庁高井戸署は11月30日までに、退職を希望した社員を脅して無理やり入れ墨を入れさせたとして、強要容疑で健康食品販売会社「マイスキィ」社長水野裕明容疑者(47)=大阪市中央区瓦町=を逮捕した。
 水野容疑者は「自分はやっていない」と容疑を否認している。同署は退職させないように強要したとみて追及している。
 調べでは、水野容疑者は04年6月から同年11月にかけ、退社しようとした男性(36)を「入れ墨を入れないとおまえの長男を暴力団事務所に預ける」と脅迫。都内の入れ墨師に依頼して、3回にわたって男性の背中に入れ墨を彫り込ませた疑い。東京での居住地としていた六本木ヒルズに呼び出して脅していた。男性は背中一面に不動明王の入れ墨を彫られたが、現在は退職して別の会社に勤めている。
 水野容疑者は「ヤクザと兄弟分だ」とも脅しており、同課は暴力団とつながりがあった可能性もあるとみて調べている。
 信用調査会社などによると、水野容疑者は東京都内や大阪市内で健康食品卸売会社など5社を経営。グループ全体の売上高は約100億円超。
[ 2006年12月1日付 スポニチ大阪 ]

退職を希望した位で、こんな目にあっていてはたまらない。不思議なことは、幾つかあって…
1.退職する条件が、①入れ墨を彫る、②長男を暴力団事務所に預ける…の二者択一というセンスがよくわからない

2.被害者の方は、結局入れ墨を彫ることを選択してしまったのだが、選択する以外の方法はなかったのか

3.入れ墨を彫ると脅すところまでは、まあいいとしても(よくないけど)、背中一面に不動明王(火炎を背負った仰々しい神様)なんて彫っちゃったのは何故。別報道によると、この費用は、会社社長が負担したらしい。

大学卒業後に入社し、10年近く勤めた会社を辞めるときに、それまで顔も見た事のないお偉いさん達に,恩知らずだの、男らしくないだの、滅茶苦茶に罵倒された経験があるが、入れ墨を彫れとは流石に言われなかった。やはり、会社を選ぶ時は、ちゃんとした所をえらばなくてはいけませんな。