必修科目未履修問題その2
必修科目未履修問題であるが、今日もますますヒドイ話しになっている。ついに,41都道府県、350校以上まで、広がった。音楽、情報などの科目も履修していない高校もある。
以下、当該校の校長言い訳集。
「受験のためにやった」、「世界史の授業でも地理の学習になる」
「心身ともに健康にするため」
「報告を受けた記憶がない」
「生徒の動揺を考えると公表したくなかった」
「進学実績は、私学が生き残るために重要な部分。だが、進学を重視しすぎた」
「子どもたちの力を他校並みにつけさせてあげたかった」
「特色ある学科で、他の授業で海外の地理や文化を学ぶことは、地理の履修に値する」 ( 英語科の3年生全員が選択している地理で、実際は世界史を教えていた長野県立の松本県ケ丘高校)
、「政治経済の授業の中で世界史を教えた。それでカバーできると思っていた」(広島県の私立呉青山高校が履修科目にない世界史の単位を一部生徒に与えていたことについて)
「心身ともに健康な、バランスを取った教育実践を行いたい、との熱意で始めた」(県立仙台第一高校~3年生の情報Cの1単位分を、文系は「体育と英作文」、理系は「体育と数学C」に振り替え、それぞれ英作文、数学を、体育と隔週で実施)
まず、かなり大笑いでしょ。
「受験のためにやった」という、批判されるべきコメントが、一番まともに感じられるから不思議だ。世界史を勉強して、地理の勉強になるとか、政経を勉強すると世界史の単位に値するとか、ちょっと信じ難いコメントの連続だ。
現在の必修科目というのは、そんなに「心身ともに健康な、バランスを取った教育実践」を阻害するほど偏ったものなのだろうか?情報Cってどんな科目か分からないけど、英作、数学、体育に代替されるような科目なんだろうか?
一期二期校からセンター試験、ゆとり教育、国際化、国立大の法人化など、この国の教育施策は悉く的外れだ。生徒にストーキングをする、親から相談を受けたことを喋ってしまう、援助交際をしてしまう、いじめを隠蔽する…教師の皆さん。
この必修科目未履修問題というのは、掘れば掘るほど、救いようのない現実が浮かび上がってくる。
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コメント
「人に頭を下げたくなかったら学校の教師になれ!」
「企業に落とされた鬱憤を生徒達にぶちまけてみろ!」
これが、わが国のとりつづけた戦後教育の基本方針といふものでございまして、
「教師の不祥事は、教師一丸となってもみ消すべきが妥当...に御座候...」
の文章のくだりになると、わたくしなども、感動で涙がとまらず、「なるほど...これは、他の公僕もみならわなければならぬ、負けてなるものか」と士気がたかまり...
~戦後50年輝かしき教育の現場対談集より~
投稿者: 上杉 | 2006年10月28日 19:24