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斎藤君と田中君に思う(2)  このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリー参照しているはてなブックマーク このエントリーをdel.icio.usに追加

うちの息子は、小学校の時から野球をやっている。1~4年生のチームは、のどかなもんだが、5~6年のチームになると、年間80~100試合くらい行う。

息子が6年のとき、ピッチャーをした子が、次々と肩や肘を痛めた。原因は明らかで、小学生にとって50球程度の球数が、1日のマックスで、それ以上投げると、負担が大きすぎるのである。幸い、チームのホームページに掲示板があり、1)50球がマックス、2)よって、投手は分業制にして、1試合3人くらいでまかなうべし、3)一試合における球数は記録をとり管理すべし、4)試合後かならず投手はアイシングをすべし…という提言をした。監督,コーチも非常にフレキシブルで、提言をした直後の試合から、この通りのルールで試合をこなした。結果は、投手分業制にしてから、故障者は殆どいなくなり、かつ驚異的な勝率を記録したのであった。

今回、斎藤投手4連投、田中投手3連投で、それぞれ、800球とか650球を集中的に投げている。これは極めて異常な状態である。

久しぶりにニュースステイションをみたが、古館一郎は何もそういう事に触れることなく、ワイドショー的に斎藤投手を取り上げるだけ。炎天下で数百球連投することを、安っぽいヒロイックな行為として捉えて、何も疑問も感じない様子に、気分が悪くなった。また、駒大苫小牧に対するリスペクトが欠けている感じもして、不愉快である。

甲子園大会の運営には、極めて大きな疑問がある。まず、クラブ活動として教育の一貫として行われるならば、選手の健康を損なうような異常な日程を組むのは誤っている。直ぐ、改善できる項目としても、

1)日程の延長(連戦を避ける)
2)ナイターの実施
3)連投の禁止
4)球数制限

WBCでも、投手の球数や連投には、厳格なルールがあった。高校生のチームに、健康管理上の厳しいルールがあってもしかるべきではないか。炎天下、選手に消耗戦を強い、精神的・肉体的に極限状態に追い込み、涙,涙のドラマを演出するのは、商業的理由か?、夏の甲子園のイメージを守ろうとする大人のエゴなのか?、日本人がサディスティックなのか?

また、エースに3連投や4連投させた監督は、たとえ試合に勝ったとしても、非難に値するのではないか? 斎藤君や田中君のような才能を潰してしまったら、誰が責任をとるのだろうか?

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コメント

 確かに高校生の甲子園での連投はメジャーのスカウトマンたちにも驚異のようです(連日130球もの球を投げさせ、プロで投げる時には肩がすっかり弱っている。その一方で「教育」を大義名分にしている)。
 同じ事は、箱根駅伝でも起こってますね。あっちは伴走車から監督が飛び出て止めたけど・・・。

これって受験勉強と同じで、過程(教育)が最終目的化してしまうケースではないでしょうか。

今の高校野球の完全トーナメントのフォーマットがエースを温存する誘引にならず「潔く散る」という価値観を固めているのでなかなか変わらないでしょうね。

高校野球で、肘、肩を壊して、選手生活が継続できなかった話や、シニアやボーイズから、強豪校に野球推薦で入ったけど、故障で野球ができなくなり、結局退学したとか…の話は、色々聞くことがあります。

今回のエースの連投はそういう高校野球の問題を解決するいい契機だと思いますが、昨日の早実フィーバー報道では、誰もそういうことには言及がないことが、そもそも不思議です。

球児の父としては、気になります

確かに色々ご意見あると思います。

ただ、プロにしても強豪高校にしても、選手を商品としてしか見ていない、ということですかね。
「自分の所に来る前に酷使して使い物にならなくするなよ」という気持ちが見え隠れしているような気がします。

連投の禁止や球数制限の実施にしても、結局よい選手をいっぱい集められる強豪校のみ勝ちあがれるシステムに過ぎないのではないでしょうか。
甲子園だって高校の部活の全国大会のひとつに過ぎません。

野球に限らず、一般的な中学や高校の「部活」の現状は、試合のできる人数集めと、休日も返上して熱心に指導してくれる(しかもボランティア!)顧問の先生の有無です。廃部の危機は常にある状態です。
そんな状況でも好きで部活を続けている子ども達だって、みんな全国大会を目指しているんです(多分?)。
夢を奪うような意見には賛成できません。

「部活」は教育の一環です。全員が参加して欲しいと思います。ただ一番の問題は、野球なりその他のスポーツでも、スポーツしかしない子がいることと、それを甘やかす環境にあると思います。子どもは学校に行っている以上、勉学が一番。勉強させることで世界も広がります。
スポーツしかさせないでおいて、なんらかの事情でいきなりそれを取り上げられた時の子どもの喪失感は計り知れません。

長々と失礼しました。

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