恐怖&痛みとの戦い
歯医者は、子供のときから苦手。
ドリルが歯を削っている音や振動、耐え難い痛み、口を開け続けなくてはならない苦痛など、色々あるのだが、とにかく恐怖感が先にたってしまい、どうしても歯医者に行くことができなかった。
長期間、虫歯を放置したつけがまわってきて、かなり悪くなっている実感がある。エンジェルから「歯の毒が頭に廻って、今に脳みそも腐る」などと嫌がらせを言われる度に、実はマジで小さな胸を痛めていた。夜寝る前も、「神様、歯が痛くなりませんように、毒が頭にまわりませんように」と、真剣にお祈りをするのが日課。
歯医者に行く恐怖と行かないことによる恐怖...地獄のサンドイッチ状態。持ちうる全ての勇気を奮い起こして、遂に今日歯科の前に立つ。
レントゲンをとり、医師から説明をうける。二本抜き、なお数本の治療が必要らしい。おまけに酷く歯茎が腫れている。虫歯を10年以上放置すると、流石にこんなものか?「無痛治療をご希望なんですか?麻酔をすれば、痛くはありませんよ」どうやら、無痛治療(点滴をしながら治療。点滴のなかに、神経を麻痺させ、恐怖感を取り除く薬が入っている)を望む患者は多くないようだ。
俺は、医師を真っ直ぐ見つめ、「僕は、これまで恐くて歯医者にいくことができませんでした。何度かトライしましたが、どうしても続けることはできませんでした。でも、今度はキチンと治すまで、最後までやり遂げたいんです。そのためには、無痛治療でお願いします(キッパリ)」 余りの真剣さに、たじろぐ医師。(歯の治療をするくらいで、何故その緊迫感?...という戸惑いを隠せない様子)
ということで、来週から新しい戦いが始まる。虫歯よかかってきなさい! 「風がふけば私は揺れる。倒れはしない By Inoki」

