せっかちな男
よく、せっかちだと言われる。実際、自分でもそう思う。
これは、最初に就職した会社に、鬼のような上司がいて(尊敬をしている数少ないビジネスマンですが、本人に自覚症状のない鬼。自覚症状がないため、悪気は全く無いので、かえって性質が悪い)、死ぬんじゃないかと思うほど仕事をくれた。(この会社を辞めるときに、人伝てに、「金田には、1年間で2年分は仕事をさせたので、どこに行っても大丈夫」と言っていた事を聞いて、とても嬉しかった。この上司の下で、4年半もやったから、9年分は経験を積んだ事になる。一度も面と向かって褒められたことが無い)
その上、人から指示されて仕事をするのは、大大大大嫌いなので、自分で課題設定をして、取り組むような「自由研究」の時間もひねり出さなくては、気分的にやってられない。
また、当時、週三回は飲んでいて、飲まないと調子悪かったので、そういう時間も必要だし。(殆どアル中)プラス家に帰って2時間は英語の勉強をしていた。活字中毒症なので、常に濫読状態。振り返ると、いつ寝ていたんだろうと不思議な気持ちになる。子供もいて、金もなくて、貧乏だったのに、どうやって飲み代を捻出したのかは、どうしても思い出せない。
(このように)ある時間内に、限界を超える仕事をこなさざるを得ない状況では、来る仕事を片っ端から、判断して片付けるしかない。後でゆっくり考えて…とか思っていると、あっという間に身動きできない状況に陥り、全ての活動が停滞する。飲みにいけない、本が読めない…。
自己防衛のために、来た仕事は、その場で打ち返す、即断即決方式の業務スタイルになったわけで、結果として、恐ろしくせっかちな人になってしまった。よく、中国で、乾杯した後、一気飲みして、器を逆さにして、飲み干したことを証明するようなもので、毎日全部空にしないと気がすまない。
プレーヤーとしては、この方式は非常に正しいアプローチであるように思う。アウトプット量、スキル向上、仕事の幅を短期間で広げるのに役立つ。短い時間で、長く生きることができる。(因みに、MBA教育は、そういうことを学問っぽくやっているに過ぎない…と思う)
ただ、このやり方だけで押し通せるのは、マネージャークラスまで。色々トライアル&エラーを繰り返しつつ、そういう結論に達した。白と黒に、即断即決できることなど、問題というのもおこがましいものばかり。単なるラットレースの勝者=仕事が出来る…と勘違いをしていた。
マネジメントが処理すべき事柄は、色々なファクターが複雑に絡み合い、理屈だけでは、どうしようもない、グレーゾーンの話ばかりである。That is a name of business!!
ここ数年間の経験から学んだこととして、敢えて意思決定をせず、時間が流れるのを待ってみる…というunせっかちメソッド。(高度な技だけど、傍目からは優柔不断か、あるいはヤケになって開き直っている風にしかみえないのが辛い)
ということで、せっかち度は、かなり緩和しているはずなのに、それでも尚、せっかちと言われることが多いのであ~る。(深い詠嘆)
If you like this, Please send 1 click to BlogRanking or Bloking. Thank you-☆


コメント
「せっかち」も心の傾向性ですね~。
三つの子の魂百まで。
長らく染み付いたものはなかなか取れませんよ~。。。
人・時・場所が変わると形を変えて出てくることも・・・。
自分の心の傾向性と付き合うのが一番やっかいかもしれませんね。
お疲れ様です。
投稿者: sing | 2006年05月27日 01:04