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いまどきの「常識」 香山リカ  このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリー参照しているはてなブックマーク このエントリーをdel.icio.usに追加

法事のため、また帰郷中です。月日の経つのは、本当に早いもので、葬式にでてからもう一ヶ月です。
行きの電車の中で、『いまどきの「常識」』という本を読みました。著者は、香山リカという、精神科医であり、大学教授でもある方です。

この本の中では、最近の風潮として顕著な以下のような事象をあげて、夫々に彼女なりの、「ちょっと変じゃないの」という論を展開しています。
・お金は重要である
・自分らしい仕事をする
・男は男らしく、女は女らしく
・自己責任
・テレビで言っていたから正しい
・平和や反戦にとらわれるのは、頭が古い
・ナショナリズムは普通で健全で自然

彼女の主張は、そんなに頑張るのはよそう、普通の国にならなくてもいいじゃないか、競争なんてしなくていい、少年犯罪に厳罰なんて!!、拉致被害者と同様北朝鮮の人も苦しんでいる(だから経済制裁をしてはだめだ)、日本が戦時中に起こした過ちを反省すべき、憲法を変える必要はない…というところにあるのだと思います。

彼女の意見自体は、論じるつもりはないのですが、問題は、彼女の主張方法が極めてトリッキーなことです。
パターンとしては、ある議論があって、彼女はそれに反対の考えを持っている場合、
1.その議論の背景なり、根拠なり、生成の過程に、彼女なりの仮説をたてる。
2.彼女は、この仮説をあたかも真実であるかのように、取り扱う
3.その仮説を覆すロジックを展開する
4.3により、その議論自体、適切ではないと主張する

つまり、独り相撲をしているわけです。しかも200ページも…。

例をひとつだけ挙げると、「憲法9条改正すべし」という議論に対して、彼女は、「アメリカからの強いプレッシャー」のため、この議論があったと論じます。そのプレッシャーの例として、挙げられているのは「フォーリンアフェアーズ」と「ナショナルレビュー」という雑誌にのった2つの論文をあげています。そして、これは「アメリカの内政干渉」である。中国の靖国参拝反対を「内政干渉」として非難するならば、これも内政干渉ではないか?というわけです。

アメリカの強いプレッシャーが、改憲の理由であるという、根拠のない思い込み。民間の2つの論文と中国政府からの公式コメントを、同列にならべて、「内政干渉」とする認識。意図的かどうかわかりませんが、すべてごちゃ混ぜにして、論を展開して、最後には『アメリカの言いなりになって「普通の国」になるために右往左往している』のが現状であると言っています。

エッセイは、論文ではないので、ある種の曖昧さは許容されるとは思います。しかし、この本は、そういう曖昧さは超えていて、無責任さや意図的に事実を捻じ曲げる悪質さを感じます。

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コメント

こういう「評論家」をわかり易く、論理的にバッサリやる某社長に喝采ナリ。

こんにちわ。
エントリとは無関係なんですが、、

こないだ、
https://www.newswatch.co.jp/company/info/fresheye.html
から求人情報についに問い合わせた者です。
ちゃんと書かなかったためか返事がないですToT
やっぱり今はもう何もしてないんでしょうか。まだ見てなかったらご確認くださいm(_ _)m

コメントどうもありがとう御座います。

斉藤さんには、また後ほどメイルを差し上げますので、宜しくお願い致します。

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