変わらないもの
伊集院静の短編を読みました。彼の作品にでてくる人達は,皆、無口で無骨で不器用だが、純粋で、美しい生き方をしています。皆、背筋をピンと伸ばして、運命に立ち向かっているようで、読んでいる方も、思わず姿勢を正してしまいます。(ぬくぬくの布団の中で寝ながら読んでしまいましたが)
無骨と言えば、言語処理もそうです。(いささか強引か)何百,何千のキーワードを盛り込んだプロファイルという、複雑な検索条件指令プログラムに従って、フィルタリングエンジンが記事を抽出するわけですが、機械は中々旨く結果をだしてくれません。例えば、トピックがブランドの「バリー」だったとすると、バリーボンズの記事を抽出したりするわけです。こういう事象を分析し、一つづつ条件を設定していくという無骨で地味な作業があって、初めて高い抽出精度を実現できるのです。
昔、鋳物工場で働いているときには、鋳物砂(溶解した鉄を流し込む型を砂と樹脂で成型します)の適正温度を手で砂を握って感知できる職人がいました。恐らく、ものづくりの現場には、こういう人が沢山いたんだろうと思います。
言語処理の現場は、ものづくりの現場に近い雰囲気がします。そして、こういう地味で泥臭い作業を黙々とこなすエンジニアの存在は、弊社の誇れるものの一つです。
変わらないものは、美しいものであると思います。
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